DX推進に欠かせないWebマーケティングスキル|育成すべき6職種

DX(デジタルトランスフォーメーション)と聞くと、社内にデジタルツールを導入するなど単なるデジタル化のことと考える方が多いようです。しかし、本来の意味では、DXとは、デジタルを通して企業のビジネスモデルを変え競争力を勝ち得ること、ひいては人々の生活によい変化をもたらすことを指します。

それでは、企業においてDXを推進していく人材には、どのようなスキルが求められているのでしょうか。

今回の記事では、特にWebマーケティングにおいて、担当者に必要とされている6つのDXスキルを紹介していきます。

目次

1.DX推進に向けて社内で育成できるスキルとは 

アフターコロナにおいて、DXを推進していきたい企業の多くは人材の育成に課題を抱えています。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)では、DX推進には6つの職種が必要だとしていますが、どのような職種か見てみましょう。

  • プロデューサー
  • ビジネスデザイナー
  • アーキテクト
  • データサイエンティスト(AIエンジニア)
  • UXデザイナー
  • エンジニア(プログラマ)

IPAの調査によると、このうち全体を統括するプロデューサーとDXビジネスの企画立案をするビジネスデザイナーについては、ほかの職種と比較して「自社で人材を育成したい」と考えている企業が多いようです。

プロデューサーは自社ビジネスへの深い理解や組織を巻き込む力が必要であり、ビジネスデザイナーは既存の企画・営業・マーケティング部門などのスキルを持った自社の人材を活かせると考えられるためです。

しかし、多くの企業ではDX導入の際に上記6つの職種を充実させることは難しく、包括したDX専門部署やDX担当者を置くに留めることも少なくありません。

では、より総合的な能力が求められるDX担当者になるにあたり、具体的にどのようなスキルを身につけると良いでしょうか。Webマーケティングを例にして解説していきます。

2.Webマーケティング担当者に欠かせない6つのDXスキル

Webを活用するWebマーケティングは、DX推進がこれからという企業でも始めやすいため、多くの企業が専門部署を立ち上げています。

既存の人材が対応するケースも多いWebマーケティングの担当者の仕事には、Webサイト制作、Web広告、コンテンツマーケティング、UI改善などWebを通して施策を行い、自社のサービスや商品が売れる仕掛けを作ることなどがあります。

そのWebマーケティング担当者には、主に以下の6のDXスキルが必要になります。

①.Webリテラシー

リテラシー(literacy)は「特定の分野の知識」を意味する英単語で、Webリテラシーは、Webに関する知識や活用能力を指します。Webマーケティング担当者は、インターネットの仕組みや手法を理解して、効果的に応用する力が求められます。

②.Webサイト制作スキル

Webサイトのアクセス解析を行い、修正・改善をするWebマーケティング担当者は、Webサイトの制作スキルも備えておく必要があります。

特に、Webサイトで新しいコンテンツなどを公開するときには、ディレクションを任せられることも考えられるため、プログラミングやセキュリティ対策、Webデザイン、ライティングに関する基礎知識があるとよいでしょう。

③.マーケティングに関する知識

消費者の購買行動を促進するために、Webマーケティング担当者には基本的なマーケティングの知識も求められます。

マーケティングに関わる業務としては、Webを使った市場調査や消費者動向分析、競合調査、販売戦略などが考えられます。Webマーケティング担当者は、様々な分析手法を学んでいく必要があるでしょう。

④.データ分析スキル

自社サイトのデータを分析することは、Webマーケティング担当者の大切な仕事のひとつです。ユーザーの流入経路や離脱率を把握し、検証を行い改善していくためには、データ収集と解析の知識を備えなければなりません。

またデータ分析には様々なツールを用いるため、ツールを使用し運用する能力も必要です。

⑤.コミュニケーション能力

Webマーケティング担当者には、コミュニケーション能力も求められます。コンテンツを制作するときは、自分たちの部署だけではなく、他部署と協力をして進めていく必要があるからです。

また近年では、SNSを介した企業とユーザーとのコミュニケーションも増えており、Webマーケティング担当者がその役割を担うケースが多いくあります。

⑥.マネジメントスキル

Webマーケティング業務はチームで行うことも多いため、全体の進捗管理や業務の振り分けなど、高度なマネジメントスキルが必須になります。

特に、他部署と連携してプロジェクトを進める場合には、Webマーケティング担当者がリーダーとなりチームマネジメントを行うケースが多いでしょう。

3.マーケティングリテラシーのスキルアップが今後を左右する

多様化を見せるWebマーケティングの世界で最も重要なのは、マーケティングリテラシー(解析力と応用力)、そしてWebリテラシーにあたる能力です。

マーケティングの手法は、消費者の行動やイノベーションによって中長期的に移り変わるため、常に市場変化に適応しなければなりません。そのため様々なマーケティング手法とその効果を知り、自社の顧客情報の変化を捉えて応用することが重要です。

新型コロナの流行で、消費行動は大きく変化しています。これからどのような手段が有効で、自社にどう活用できるのかを瞬時に見極めていくために、Webマーケティング担当者のマーケティングリテラシー能力の向上が急がれています。

4.ECマーケティングのDXプラン

WebマーケティングにおいてDXを推進していくためには、高いデータ分析スキルやマーケティングリテラシーを持った担当者が求められます。

しかし、自社に高いスキルを備えた人材がいない、あるいは育成ができない場合もあるでしょう。そのような場合には、外部のプロにサポートを依頼してみてはいかがでしょうか。

現在、ECマーケティング株式会社では、短期・長期あわせて6プランからなるクラウド型DX支援サービスを提供し、ECサイトなどのWebサイトをベースにWebマーケティングの強化をサポートしています。

メインとなる「WebマーケティングDX支援サービス」は、研修プランやWeb集客、メールマーケティング、Webサイト改善などをサポートする6カ月プランです。

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DXパートナーをお探しの企業や、DXに強い人材育成の必要がある企業は、是非お気軽にご連絡ください。

5.まとめ 

これからますますデジタルシフトしていく世の中で企業が生き残っていくには、DXを推進が必要不可欠です。そして、DXを牽引していく人材には、高いマーケティングスキルが求められます。

自社で人材を用意できない場合には、外部の力を借りてDXを推進し、同時に人材を育成していくことがおすすめです。ECマーケティング株式会社ではDX推進と人材育成をサポートする様々なプランを提供していますので、興味がある場合にはぜひお問い合わせください。

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この記事を書いた人

Webコンサルタント
広告代理店にてメディア運営・SEOディレクション・Web広告運用を経験。
現在はコンテンツSEOとWeb担当者向けメディア『Webly』の編集を担当。

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