サイトリニューアルを考えている方にとっては、どれくらいの費用がかかるのかが最も気になるポイントではないでしょうか。見積りを取る前に、リニューアルにはどういうコストがかかるのかを事前に知っておきたい方もいるでしょう。
Webサイトのリニューアルは、依頼先や内容によって大きく費用が異なります。
この記事では、リニューアルにかかる費用についての考え方と費用の内訳、コストを抑える方法を紹介します。
1.サイトリニューアルの費用はピンキリ
サイトリニューアルにかかる費用は、リニューアルの内容や依頼先によって大きく異なります。一般的には、大手の制作会社に依頼すると多額の費用が必要になり、フリーランスに依頼すると費用を大幅に抑えられます。
ただ、今と同じような規模のWebサイトにリニューアルする場合には、少なくとも制作時にかかった費用と同額程度が必要になることは知っておきましょう。
2.リニューアル費用の考え方
リニューアルにかかる費用は、依頼先と同様にその内容によって大きく違いがあります。リニューアルの内容と、費用の考え方を見ていきましょう。
簡単なデザインリニューアル
あまりないケースですが、最も安価なのが簡単なデザイン変更のみのリニューアルです。古くなったデザインを刷新したいという理由でリニューアルする場合は、制作時とほぼ同額かそれよりもコストを抑えてリニューアルすることができます。
ただし、既存のWebサイトがスマホ対応をしておらず、リニューアルを機にレスポンシブデザインへ変更する、各ページの要素を変更してサイト構成を刷新したいなど、制作時と要件を変更する場合には、少し費用が膨みます。
テンプレートを使ったリニューアル
TOPページのみ、もしくはTOPページと会社概要とお問い合わせのみなど、最低限のページ数で制作された既存サイトをリニューアルして、自社の強みやサービスの特徴、お客様の声などの要素を追加するケースがあります。
このような簡易的なWebサイトの場合には、テンプレートを使ったリニューアルを視野に入れてもよいでしょう。
テンプレートを使用するリニューアルでは、フリーランスや制作会社が松竹梅などのプランを用意しているため、テキストや写真などの素材を自社で用意すれば、比較的安価にリニューアルが可能です。
目標達成するためのリニューアル
お問い合わせを増やしたい、サイトへの流入数を最大化したいなど、Webサイトを使って集客や売上アップを期待してリニューアルをする場合には、一定額以上の費用と時間が必要です。こちらについては次章から詳しくご紹介します。
3.リニューアル費用の内訳
目標達成するために既存サイトのリニューアルをする場合の、費用の内訳を見ていきましょう。
現状サイトの分析や要件定義
リニューアル後のWebサイトで目標を達成するためには、既存サイトの課題点と、リニューアル後に必要な機能を整理する必要があります。
課題の分析と抽出、要件定義を自社で実施するのであれば費用は発生しませんが、難しければここでも費用が発生します。すべて依頼する場合には、数十万円以上のコストを見ておきましょう。
Webサイト全体のページ数
Webサイトを制作するときには、トップページと下層ページでレイアウトが異なるケースが一般的であり、それぞれテンプレートを用意しなければなりません。制作するテンプレートの数と、総ページ数によって費用に違いが出てきます。
例えば、ページ数が同じ30ページであっても、テンプレートの数が3つと5つでは総額が異なり、5つの方が少しコストは高くなります。
システム開発
会員ページを新たに作成する、検索機能をもたせるなど、システムの開発や改修を伴うリニューアルの場合には、費用が高くなります。
既存のプラグインをカスタマイズするのか、オリジナルで開発するのかなどによっても異なりますが、システムに関しては難易度に応じて、数万円で済む場合から数百万円に膨らむケースも考えられます。
4.リニューアルの費用を抑える方法
Webサイトのリニューアル費は、前章で説明した3つの条件で決まってくるため、費用を抑えたい場合にはそれぞれでポイントがあります。
まず、現状分析や要件定義については、自社でできる部分を自社で行い、少し不安な箇所や利益に直結する場所はプロに任せると良いでしょう。
次に、Webサイトのページ数は、SEOの観点から多ければ多いほうが良いと考える人もいますが、必要のないページや内容が重複しているページについては、削除・統合してページ数を減らし使いやすいWebサイトにしたほうが、むしろ評価は上がります。
最後に、システムについては、開発を必要最低限にし、ツールで代用できるならツールの利用を検討しましょう。
以上の3点が、リニューアルの費用を抑えるコツです。
5.まとめ
サイトリニューアルにかかる費用は、リニューアルの依頼先、リニューアルの目的、そしてリニューアルの内容によって大きく異なります。よほどのことがない限り、既存サイトを制作したときと同額以上のコストがかかることは覚悟しておくようにしましょう。
少しでもコストを抑えたい場合には、自社でできることは自社で行う、ページを削除・統合する、システム開発を最小限に抑えるといった点がポイントです。