東南アジアの大手ECサイトの送料、配送日数から見る市場ステイタス

東南アジアを代表するECサイトZALORA(ファッション、拠点マレーシア、年商185億円)と、LAZADA(オールジャンル、拠点シンガポール、年商461億円)の送料と配送日数を一覧にしてみました。

(※この記事は全て金額の単位は全て日本円に換算しています。)

 

 

ZALORA(ファッション、拠点マレーシア、年商185億円)

zalora

zalora送料グラフ

zalora送料一覧表

 

LAZADA(オールジャンル、拠点シンガポール、年商461億円)

lazadaキャプチャー

LAZADA送料グラフ

LAZADA送料一覧表

 

両サイトとも、送料設定においては、特にシンガポールとクアラルンプルでは、ECの普及が非常に進んでいる東京の水準と比較しても遜色なく、むしろ送料の安さでは一層ハードルが低い設定になっています。交通にかかるコストが低いクアラルンプル(マレーシア)では、1件あたり100円~200円というのは妥当な相場といえますが、物価が非常に高いシンガポールにおいて、210円~330円というのは、非常に競争力のある設定だと考えます。

 

配送日数については、シンガポールとクアラルンプルでも1~4営業日とばらつきがあり、送料設定以上に、ECサイトの実力による差が大きく出ているようです。

この点(配送日数)については、日本において、大抵の商品が注文したら翌日、場合によっては当日に届くという状況にまでなっている現状とは、差がまだあります。

 

また、バンコクとジャカルタでは、場合によっては1ヶ月以上かかる、という記載も商品個別には見受けられることから、日常的にあらゆる商品をネットで購入する、という状況までは、まだ少し(数年)は時間が掛かりそうな印象を持ちました。

 

以上の状況と、現地(特にマレーシア)で滞在している感覚と足しあわせて、既に日本並にあるいはそれ以上にECが普及しているシンガポールを除く東南アジアの以下3カ国のEC市場のステイタスは、以下くらいではないかと考えます。

 

マレーシア (この1,2年でECの普及が急速に進む、日本の2005,6年位)

 ↓

タイ (この3~5年でECの普及が急速に進む、日本の2002,3年位)

 ↓

インドネシア (この3~7年でECの普及が急速に進む、日本の2001,2年位)

 

※中盤までデータ中心に来ながら、最後は感覚的にエイっとまとめました。・・・汗

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この記事を書いた人

Webコンサルタント
広告代理店にてメディア運営・SEOディレクション・Web広告運用を経験。
現在はコンテンツSEOとWeb担当者向けメディア『Webly』の編集を担当。

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