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専門学校サイトのUI/UX改善とSEO強化で直接申込を最大化
自社サイトの魅力向上とLP活用でポータル依存を脱却
Client
読売理工医療福祉専門学校は、読売新聞・日本テレビグループが運営する総合専門学校です。東京ドームに隣接する文京区にキャンパスを構え、放送映像、ITエンジニア、建築、電気電子、臨床工学、介護福祉など、多彩な学科を展開しています。現場経験豊富なプロによる実践的な指導と、グループの強みを活かした独自のカリキュラムが特徴です。高い国家試験合格率と就職率を誇り、社会に貢献する即戦力人材を育成しています。
Result
ユーザビリティ改善により、オープンキャンパスや説明会の申込CVRが約1.3倍に向上しました。
Solution
Overview
同校では、毎年公式サイトのデザインリニューアルを実施していたものの、ユーザビリティを根本から考慮した改善には至っていませんでした。
とくに、メインユーザーである入学検討中の学生に向けた導線設計が不十分であり、本来獲得できるはずの資料請求や体験入学の申し込みを逃してしまうという課題を抱えていました。
自然検索からの流入においても、「医療 専門学校」といったブランドキーワード以外の一般キーワードでの順位が安定せず、特定の資格名と掛け合わせた検索からの流入が少ない状況でした。少子化によって学生募集の競争が激しくなるなか、ポータルサイトへの依存を減らし、自社サイト経由での直接エントリーを増やすための抜本的なWebマーケティングの強化が急務となっていました。
Process
Point.01
読売理工医療福祉専門学校の公式サイトに対し、ユーザビリティの専門家によるヒューリスティック評価が実施されました。PCおよびスマートフォン(SP)の両デバイスを対象に、ナビゲーション、分類・サイト構造、フォーム・入力項目、デザイン・画像などの11の評価軸に沿って現状の課題が洗い出されました
。
調査の結果、全体で23項目のユーザビリティ上の問題が抽出されています。
とくにスマートフォンサイトにおいて、ユーザーが求める情報へスムーズにたどり着けない導線の不備が多く見つかりました。
たとえば、ハンバーガーメニューの表示項目が多すぎて短期記憶の限界を超えてしまっている点や、ファーストビューに学科情報などの主要コンテンツが配置されていない点などが指摘されました。これにより、検討意欲の高いユーザーがサイト内で迷い、離脱してしまうリスクが高まっていたと考えられます。
イベント情報やオープンキャンパスへの誘導ボタンについても、目的が同じであるにもかかわらず複数の色が使われており、視覚的な統一感が欠如していました。ユーザーにとってどれが重要なアクションボタンなのか直感的に分かりづらい状態になっていたと言えます。さらに、資料請求などのフォーム入力画面においては、必須項目のマーク位置が不揃いであったり、エラー箇所が判別しにくかったりするなど、コンバージョン直前のユーザビリティ低下も明らかになりました。

ヒューリスティック評価1

ヒューリスティック評価2

ヒューリスティック評価3
これらの課題に対して、具体的な改善策が提示されています。フローティングメニューを設置して常にコンバージョンポイントを表示させることや、ハンバーガーメニューのアコーディオン化による情報の整理、ボタンの配色ルールの統一といった施策です。サイトの回遊性を高め、ユーザーのストレスを最小限に抑えることで、最終的なアクションへとスムーズに導くUI/UXへと改修が進められました。
重要度の高い課題例
・フローティングメニューが他のコンテンツを隠してしまいサイトが見づらい
・ハンバーガーメニューの項目が多すぎ、パッと見て内容を把握できない
・ファーストビュー内で学科情報などの主要なコンテンツが確認できない
・バナーのリンク元と遷移先の情報が一致せず、ユーザーに違和感を与える
・資料請求や見学申込など、同じ目的を持つボタンの配色が統一されていない

ヒューリスティック評価4

ヒューリスティック評価5

ヒューリスティック評価6

ヒューリスティック評価7
Point.02
自然検索からのトラフィックを増やし、潜在的な学生層へアプローチするために、徹底したSEO対策が実施されました。施策は大きく分けて、サイト内部の技術的な最適化と、コラム記事の拡充によるコンテンツマーケティングの二軸で構成されています。
まず内部対策として、各ページに設定されているタイトルやメタディスクリプションの重複解消が行われました。これにより、検索エンジンに対して各ページ固有のテーマを正確に伝えることが可能になります。また、ヘッダーやフッターなどの共通部分に使用されていた見出しタグ(hタグ)を解除し、ページ固有のコンテンツから適切な階層構造でマークアップし直すことで、ページ本来の評価を高める工夫が施されました。くわえて、存在しないページに対する404エラーの適切な処理や、OGP(Open Graph Protocol)の設定によるSNSでのシェア最適化など、検索エンジンのクローラビリティとユーザー体験の両面から土台の強化が図られています。
コンテンツ作成の面では、特定の職業や資格に関心を持つユーザーを獲得するための記事拡充が計画されました。具体的には「電気工事士」「臨床工学技士」「介護福祉士」といった資格名と「専門学校」を掛け合わせたキーワードをターゲットに設定しています。
学校や学科の名前を知らないユーザーであっても、将来の仕事や資格の難易度、年収などについて検索した際に、同校のサイトへたどり着くようにするための戦略です。
約30本に及ぶ記事制作スケジュールが策定され、「第一種電気工事士になるには」や「介護福祉士の仕事内容」といった詳細な解説コンテンツが順次投入されました。専門学校の公式サイト内に資格の関連情報が網羅されていることで、検索エンジンからの評価が向上し、一般キーワード経由のセッション増加に寄与しています。結果として、ブランド名以外の検索クエリからの流入が強化され、より幅広い層へのアピールが実現しました

SEO改善内部強化1

SEO改善内部強化2

SEO改善内部強化3

SEO改善コンテンツ作成管理表
Point.03
広告経由での獲得を最大化するため、「介護福祉士実務者研修」に特化した専用ランディングページ(LP)が制作されました。このLPは、主に働きながら資格取得を目指す社会人や、すでに初任者研修などの基礎資格を保有している層をターゲットに据えて設計されています。
LPの構成においてもっとも重要視されたのは、ターゲット層が抱える「時間的な制約」や「費用への不安」を払拭することでした。ファーストビューの目立つ位置には、「スクーリングはたったの8日間」「24時間いつでもどこでもWeb受講可能」といった利便性をアピールするキャッチコピーが配置されています。さらに、「通常3万円の国家試験対策が無料で受講できる」という金銭的なメリットを明記し、ユーザーの関心を強く引きつける工夫がなされています。
読み進めるにつれて、介護業界の現状と資格取得の優位性がデータとともに論理的に解説されます。厚生労働省のデータを用いた介護職員の不足予測や、資格手当による給与アップの可能性を示すことで、受講の動機付けを強化しました。また、実際に働きながら受講して資格を取得した40代や50代の卒業生の声を紹介し、「パソコン初心者でも安心」「きめ細かいサポートがある」といった具体的な体験談を掲載することで、同校の教育体制に対する信頼感を高めています。
デザイン面では、スマートフォンからのアクセスを前提とし、小さな画面でも読みやすい文字サイズやレイアウトが採用されました。ページの下部には、問い合わせや受講申し込みの手順が分かりやすく4つのステップで図解されています。画面をスクロールしても常に追従するフローティングボタンを設けることで、ユーザーが思い立った瞬間にすぐアクションを起こせる導線が確保され、コンバージョン率の向上に大きく貢献するLPが完成しました。

ヒアリング事項

ワイヤーフレーム

デザインコーディング指示書

デザイン
専門学校のWebサイトにおける主要なKPIは、資料請求やオープンキャンパスの申し込み、そして最終的な願書受付数の最大化にあります。しかし、多くの教育機関では学生募集を大手の学校情報ポータルサイトに依存しがちなのが実情です。ポータルサイトは多くの学生の目に触れるメリットがある一方で、常に競合他校と横並びで比較されるため、歩留まりが低くなりやすいという課題を抱えています。そのような業界環境のなか、自社サイトでの直接エントリーを増やすための施策にいち早く投資した読売理工医療福祉専門学校のアプローチは、当時としては非常に先進的でした。
自社の公式サイト経由で集まった学生は、学校の理念や独自の教育カリキュラム、キャンパスの雰囲気を能動的に調べてからアクションを起こしているため、入学に対するモチベーションが高い傾向にあります。UI/UXの改善によって、ユーザーが知りたい情報に迷わず到達できる環境を整えることは、学校のブランド価値や信頼感の向上に直結します。さらに、SEO対策を用いて「資格名」や「職業名」といった一般キーワードでの検索順位を上げることで、まだ志望校を絞り込んでいない潜在的なターゲット層を自社サイトへと直接誘導することが可能になります。
ポータルサイトへの依存から脱却し、公式サイトで質の高いエントリーを獲得できるようになれば、取得したユーザー情報をCRM(顧客関係管理)システムで一元管理することも容易になります。見学申込者に対するステップメールの配信や、興味関心に合わせた個別のアプローチなど、ユーザーとの長期的な接点を構築して出願へと結びつけるマーケティング活動が展開できるわけです。
少子化の影響により、学生獲得の競争は今後さらに激化していくと予想されます。だからこそ、表面的なデザインの改修にとどまらず、データに基づいたUI/UXの最適化と、ターゲットの検索意図を満たすコンテンツSEO、そして訴求力の高いLP制作を組み合わせた包括的なWebマーケティング戦略が、学校業界において極めて重要になっていくと言えます。
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