一般市場の開拓を目指す集客特化型サイトリニューアル

CMS導入でマーケティング内製化もサポート

テルウェル西日本株式会社

Client

クライアント

テルウェル西日本株式会社 はNTT西日本グループとして、「人」「コミュニケーション」「環境」「福祉」をコンセプトに多様な事業を展開する企業です。ビルやマンションの管理から、オフィスソリューション、工場関連の清掃・設備管理、介護サービスまで、幅広い領域で社会貢献を果たしています。近年ではスマートビルメンテナンスやロボットの導入、カーボンニュートラルに向けたソリューションも提供しています。NTTグループで培ったノウハウと信頼を生かし、高品質なサービスで誰もが住みやすい社会づくりをサポートする存在と言えます。

会社名
テルウェル西日本株式会社
事業内容
ビル・マンション管理、スマートビルメンテナンス、清掃ロボットの提供 ・オフィスソリューション、人材派遣、BPO(アウトソーシング) ・工場関連のお客さま向け設備管理や維持 ・介護ソリューション、介護施設の運営
資本金
30億円
社員数
1,000名

Result

プロジェクト成果

リニューアル後PV数が約1.5倍に増加し、見込み客からの問い合わせ獲得数が大幅に向上しました。

Solution

関連ソリューション・サービス

Overview

プロジェクトの背景

従来のコーポレートサイトは、NTT各社などへの会社概要や企業情報の公開を主目的として機能するにとどまり、マーケティングツールとしての役割を果たせていませんでした。平成24年度の重点目標として「制約のない販売系業務を中心に、一般市場への積極的進出」を掲げる中、一般市場に向けた訴求力が弱いことが大きな課題となっていたのです。
この状況を打開するため、ターゲットを日本国内の一般企業へと変革し、集客力の向上と販売チャンスの拡大を狙う必要が生じました。ユーザーに対して多岐にわたるサービス区分をわかりやすく提示し、問い合わせやリード獲得のきっかけとなる商品主体のページ構成へと刷新することが、本プロジェクトの出発点となりました。

Process

「コンサル型制作・開発」の
取り組み内容

Point.01

要件定義・掲載商材検討マッピング

要件定義フェーズでは、コーポレートサイトを単なる情報公開の場から、「訪問者が売上向上に結びつく」、すなわち「問い合わせを獲得する」プラットフォームへと昇華させることを目指しました。そのため、まずは入念なヒアリングを実施し、サイト構築の方向性と要件を定義しています。具体的には、新規訪問者を獲得するための集客力向上、問い合わせや見積もり依頼フォームの導入による販売チャンスの拡大、そしてターゲット層を一般企業へとシフトさせるという3つの主目的を設定しました。

要件定義1 イメージ

要件定義1

要件定義2 イメージ

要件定義2

この目的を達成する上で重要なカギとなったのが、「掲載商材検討マッピング」の実施です。
全33商材について、対象や概要、強み、掲載優先度を一覧化した上で、市場規模の大小と競争力の高低を軸とした四象限のマトリクスに落とし込みました。

たとえば、第1象限(市場大・競争力高)はコンテンツを充実させることで新規見込み客の強化に繋がりやすい領域と位置づけました。
第2象限(市場大・競争力低)は、市場は大きいが競争が激しいため、各専門サイトでコンテンツを充実させ補完的な役割に徹する戦略を取ります。
第3象限(市場小・競争力高)は、ニッチ市場であるためコンテンツを充実させれば第1象限へ移動できるポテンシャルがあると分析しました。
第4象限(市場小・競争力低)はエリアごとのWeb以外の施策と連携し、受け皿サイトとしての運営に努めます。

このように、マーケティングの視点から各商材の立ち位置を明確にし、サイト上での見せ方やコンテンツ強化の優先順位をロジカルに決定したことが、後のプロセスにおける効果的な設計へとつながりました。

2商材優先度掲載検討管理表 イメージ

2商材優先度掲載検討管理表

2商材優先度掲載検討マッピング イメージ

2商材優先度掲載検討マッピング

さらに、システム面では、次期フェーズでのCMS(WordPress)導入を視野に入れ、要件定義の段階から記事とページの構造を想定しました。安全な接続環境を確保したサーバー・ネットワーク構成や、セキュリティチェックシートに基づいたウィルス対策、各種フォームのSSL暗号化通信の必須化など、インフラからセキュリティに至るまで、BtoB企業にふさわしい堅牢な要件を定義しています。これにより、集客からアクションまでを一気通貫でフォローアップできる基盤が整えられました。

Point.02

サイトマップ・リンクストラクチュア

サイトマップおよびリンクストラクチュアの策定においては、ユーザーの迷いを最小限に抑え、コンバージョン(問い合わせ)率を最大化する理想的な構造を目指しました。
まずサイトマップ設計では、複雑に絡み合っていた多数のサービスを、「総合人材サービス」「オフィスソリューション」「環境ビジネス」「ITソリューション」「ビル総合サービス」「福利厚生サービス」といった、ユーザーの課題やニーズに基づいた分かりやすいカテゴリへと再編成しました。
本社と5つの支店の情報を整理し、基本的には本社のサービスまとめを軸としながら、各支店独自のメッセージやサービスを付加できる構造を構築しています。

CMS(WordPress)導入時の更新作業をスムーズにするため、「HTMLの知識なしで更新できるページ(テキスト流し込みページ22ページ)」と「多少のHTML知識が必要なページ(デザイン必要ページ59ページ)」を明確に定義し、運用フェーズでの内製化をサポートする土台を整えました。

リンクストラクチュア(リンク構造)に関しては、グローバルナビゲーションとフッターナビゲーションの役割を明確に分けています。
グローバルナビゲーションには「商品・サービス」「お知らせ」「会社情報」など主要コンテンツを集約し、ユーザーが目的のページへ直感的にたどり着けるよう配慮しました。一方、フッターにはサイトマップのような全体へのアクセス経路を設け、どのページにいても現在位置を見失わない設計としました。

サイトマップ1本店 イメージ

サイトマップ1本店

サイトマップ2支店 イメージ

サイトマップ2支店

さらに、下層コンテンツへスムーズに誘導するための「扉ページ(インデックスページ)」を積極的に活用しています。サイトのツリー構造を可視化するとともに、写真や短い説明文を用いて直感的にナビゲーションすることで、多岐にわたるサービス群の中からユーザーが自分に必要な情報へ最短でアクセスできる動線を実現しました。

リンクストラクチュア1 イメージ

リンクストラクチュア1

リンクストラクチュア2 イメージ

リンクストラクチュア2

Point.03

画面設計ワイヤーフレーム作成

ワイヤーフレームの制作フェーズでは、事前の調査やペルソナ設計、コンバージョンシナリオに基づき、サイトの使いやすさとマーケティング効果を両立させる画面レイアウトを設計しました。全画面に共通して、企業が提供する情報とユーザーが求める情報がスムーズに交差するようなレイアウトを追求しています。

トップページのファーストビューには強いこだわりを持たせました。
サイトを訪れたユーザーがスクロールせずとも、「お問い合わせ」や「お見積り依頼」といったコンバージョンボタンを直感的に視認できるよう右上の目立つ位置に配置しました。また、サイトのターゲット層が幅広いことを考慮し、アクセシビリティ向上のための「文字サイズ変更ボタン」を導入しています。さらに、メインイメージはスライドショー形式を採用し、多種多様なサービスの中からタイムリーなおすすめ商材を効果的にアピールできる仕組みとしました。

画面設計趣旨 イメージ

画面設計趣旨

ユーザーを目的のサービスへ的確に導くため、各商材への導線設計も工夫されています。
トップページ上にどのような商品やサービスがあるのかを一目で把握できる一覧エリアを設け、関連性の高いサービスのそばに再度コンバージョンボタンを配置することで、ユーザーが興味を持った瞬間を逃さない設計となっています。加えて、各下層ページには、左側にローカルナビゲーションを配置し、自分がサイト内のどこにいるのかを把握しやすくするオーソドックスで迷いのないUIを採用しました。
ページ下部には必ず関連する「お問い合わせ・お見積もり依頼」への大きな導線を掲載し、ページを読み終わったユーザーの次のアクションを強力に後押しします。

信頼性の担保もBtoBサイトにおいては欠かせない要素です。フッター付近には、プライバシーマーク(Pマーク)や各種許認可、セキュア証明シールなどを表示する「信頼性訴求エリア」を設け、企業としての安心感や安全性を視覚的にアピールする工夫が施されました。

ワイヤーフレーム1 イメージ

ワイヤーフレーム1

ワイヤーフレーム2 イメージ

ワイヤーフレーム2

ワイヤーフレーム3 イメージ

ワイヤーフレーム3

Point.04

デザインコンセプト設計

デザインコンセプトの設計においては、「NTT西日本グループの信頼感」をベースとしつつ、一般市場へ向けた「新しいインターネット時代に適応した先進性」を表現することを目指しました。従来の企業概要に特化したお堅いイメージから脱却し、多様なサービスを展開するテルウェル西日本の「顔」として、親しみやすく魅力的なデザインを追求しています。

具体的なデザインの方向性として、一般の法人・個人ユーザーが目的の商品やサービスをすぐに見つけられ、さらに別のサービスにも自然と興味を抱くような「窓口」としての役割を重視しました。サービス名だけでは内容が想像しにくいという課題を解決するため、専門的な商材であっても視覚的に概要を理解できるよう、関連する画像やアイコンを豊富に配置しています。
例えば、商品・サービスのトップページ(扉ページ)では、「自然・会社・子ども・家族」という4つのテーマを視覚化し、カテゴリごとに親しみやすいキャッチコピーやイラストを添えることで、企業が提供する価値を感覚的に伝えられるよう工夫しました。また、「私たちはまもりたい」というメインコピーと共に、独自キャラクター「テルウェルまもり隊」のモチーフを取り入れることで、サービスに込められた想いや方向性をユーザーへ暗に伝える効果を狙っています。

さらに、コンバージョンにつなげるためのデザイン的配慮も徹底しました。ページを読み進めた最後には、必ず「お問い合わせ」「お見積り依頼」のボタンブロックが目に入るよう設計し、ユーザーがアクションを起こしやすい環境を整えています。論理的で機能的なワイヤーフレームの上に、視覚的な信頼感と親しみやすさを重ね合わせることで、企業のブランド価値を高めつつ、リード獲得という実利に貢献するデザインコンセプトを確立しました。

デザインコンセプト設計1 イメージ

デザインコンセプト設計1

デザインコンセプト設計2 イメージ

デザインコンセプト設計2

デザインコンセプト設計3 イメージ

デザインコンセプト設計3

Point.05

SEO改善

リニューアルにおけるSEO改善では、検索エンジンからの流入を最大化するため、コーディング時に徹底した内部施策を実施しました。対象となる複数のキーワード(例:「バッテリー再生 コスト削減」「LED照明 紫外線カット」「節水システム」など)の検索ボリュームやYahoo!、Googleでの検索順位を分析し、戦略的なキーワード選定を行っています。

具体的な施策として、まず全ページのtitleタグとmetaタグの最適化を行いました。titleの文頭には各ページ固有のテーマやキーワードを配置し、後方に企業名を記述するルールを徹底することで、検索エンジンにページ内容を正しく伝達しています。また、meta description には、ユーザーのクリックを誘引する魅力的な紹介文とともに、確実に対策キーワードを含めるよう調整しました。
HTMLの論理構造の最適化にも注力しています。見出しタグ(H1、H2、H3)を階層に従って正しく使用し、特にH2タグには対策キーワードを不自然にならない形で盛り込むよう指示を徹底しました。サイトの階層構造を伝える「パンくずリスト」も正しくマークアップし、画像に対する alt 属性には、画像の内容を端的に表すテキストを過不足なく設定することで、検索エンジンからの評価低下を防ぐ配慮を行いました。

さらに、Googleの「コアアップデート」などの品質評価アルゴリズムに対応するため、コンテンツ自体の質を高めるライティング指導も実施しています。1ページにつき1つのテーマ(キーワード)を扱うことを原則とし、他のページとの内容の重複や、用語集の流用、内容の薄いページの量産を避けるよう構成を指導しました。各サービスの導入メリットや仕様、試験結果のグラフなどを詳細に記述し、オリジナルの充実したテキストコンテンツを提供することで、ロングテールキーワードからの幅広い流入効果を生み出す強固なSEO基盤を構築しています。

SEOキーワード設計 イメージ

SEOキーワード設計

SEO内部強化1 イメージ

SEO内部強化1

SEO内部強化2 イメージ

SEO内部強化2

SEO内部強化3 イメージ

SEO内部強化3

まとめ

BtoB企業において、コーポレートサイトはもはや単なる「電子版の会社案内」にとどまりません。今回のテルウェル西日本株式会社のプロジェクトが示すように、マーケティング視点を組み込んだ戦略的なサイトリニューアルは、企業の事業成長において極めて重要な役割を果たします。

従来のBtoBサイトは、既存の取引先や関係会社に向けた静的な情報提供が主流になりがちでした。しかし、インターネットでの情報収集が購買プロセスの初期段階を占める現在、サイト自体が「優秀な営業担当者」として機能しなければ、新たなビジネスチャンスを逃してしまいます。集客やリード獲得を目的としたサイトへ生まれ変わるためには、自社の強みや商材の市場優位性を分析し、ターゲットとなる顧客層のニーズに合致した情報設計を行うことが不可欠です。

本事例における「商材検討マッピング」を用いた優先順位づけや、ユーザーが迷わず目的のサービスに到達できる「サイトマップ・リンクストラクチュア」の再構築は、まさに顧客視点のマーケティングアプローチと言えるでしょう。さらに、ユーザーの行動心理を計算した「ワイヤーフレーム」によるコンバージョン導線の最適化や、ブランドへの信頼感と親しみやすさを両立させる「デザイン」は、単なる訪問者を見込み客へと引き上げるための重要な仕掛けとなります。

加えて、検索エンジンという最大の集客チャネルを攻略するための「SEO内部施策」と、常に最新の情報を発信し続けるための「CMS(WordPress)導入」による運用体制の内製化は、サイトを公開して終わりではなく、継続的にアクセスとリードを生み出す持続可能なマーケティング基盤を作り上げます。
BtoB企業が競争を勝ち抜くためには、見込み客の課題解決をサポートし、的確なタイミングで最適なソリューションを提案できるWebサイトが欠かせません。
マーケティング視点を中核に据え、戦略立案から設計、デザイン、システム、SEOまでを一気通貫で構築するコーポレートサイトのリニューアルは、企業の営業力を飛躍的に向上させ、新たな市場を開拓するための最重要投資となるのです。

Output

アウトプット

サイトイメージPC
サイトイメージ モバイル
テルウェル西日本株式会社

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