物流会社サイトリニューアルで問い合わせと採用強化の両立

競合調査とUIUX改善で、新規事業と採用の課題を解決

東京西濃運輸株式会社

Client

クライアント

都圏を中心に4つの物流センターと4支店を持つ、物流・貸倉庫・倉庫内作業のアウトソーシングのスペシャリスト企業です。カンガルーマークでおなじみのセイノーグループに属しています。
ロジスティクス部門では流通センターの運営や物流ITシステムの提案を手がけ、輸送部門では集配業務から貸切貨物配送まで幅広いニーズに対応可能です。

会社名
東京西濃運輸株式会社
事業内容
ロジスティクス部門(流通センターの立案/運営、物流ITシステム提案/開発/運用、流通加工業務、物流不動産)・輸送部門(輸送業務、商業小口貨物の集配業務、貸切貨物配送)
資本金
151,760,000円
社員数
200名

Result

プロジェクト成果

サイトからの問い合わせが増え、倉庫事業及び運送事業の案件獲得数が大幅に増加しました。

Solution

関連ソリューション・サービス

Overview

プロジェクトの背景

前回のサイトリニューアルから数年が経過しており、社内にWeb担当者が不在だったために更新業務が滞っているという課題を抱えていました。今後の営業戦略としてWeb経由の問い合わせ増加を目指すとともに、新規事業である倉庫事業の立ち上げをアピールするため、サイト全体の刷新と誰でも簡単に更新できるCMSの導入が急務となりました。また、コーポレートサイトの改修に合わせて採用サイトも一新し、採用ブランディングの強化と採用効率の向上を図ることも重要な目的の一つです。
スマートフォンへの対応や、ユーザーが迷わずにお問い合わせできるUIUXの実現など、多角的な視点からプロジェクトがスタートしました。

Process

「コンサル型制作・開発」の
取り組み内容

Point.01

競合ベンチマーク評価

プロジェクトの初期段階として、同業他社および他業界の先進的なサイトを対象に、綿密なベンチマーク評価を実施しました。選定した計7サイトに対して、ヘッダーの要素からお問い合わせフォームの機能まで、全13項目の視点で比較・分析を行っています。

この調査の最大の狙いは、マーケティングサイトとしての基礎的なユーザビリティ課題を洗い出すとともに、他業界の成功事例から差別化要因となる要素を抽出することにありました。具体的には、ヘッダー部分に電話番号や受付時間、実績を示すロゴを配置することで、企業への安心感をいかに演出できるかを検証しました。また、ナビゲーションメニューにおいて、ユーザーが迷わずに目的のページへたどり着ける構造や、現在の入力ステップを明示するプログレスバーの有効性も確認しています。

サービス紹介ページについては、提供するメリットを3つのポイントに絞って伝える手法や、具体的な導入事例、お客様の声を掲載することの重要性が浮き彫りになりました。BtoB向けのサービスは実態が見えにくいため、事例を通じて改善イメージを伝えることが、問い合わせのハードルを下げる鍵となります。
さらにお問い合わせ導線の強化として、電話番号とWebフォームのボタンを並列し、アイキャッチとなる人物の画像を配置することで、ユーザーの心理的ハードルを和らげるアプローチを提案しました。会社情報ページに関しても、単なる概要の羅列ではなく、代表の顔写真や企業理念、沿革などを充実させることで、信頼感を高める施策を導き出しています。

調査で見つかった重要度高い課題例
・電話番号や受付時間、実績表記がヘッダーに不足しており、サイト訪問者への安心感の訴求が弱い。
・サービス内容や利用メリットの記載が整理されておらず、情報がユーザーに正確に伝わりにくい。
・実績ページに具体的な導入事例やお客様の声が掲載されておらず、サービス導入の説得力に欠ける。
・お問い合わせフォームへの導線が弱く、入力完了までをサポートする機能(プログレスバーなど)が不足している。
・会社情報ページに代表の挨拶や企業理念がなく、企業としての顔や熱意が見えにくい。

競合ベンチマーク評価 1 イメージ

競合ベンチマーク評価 1

競合ベンチマーク評価 2 イメージ

競合ベンチマーク評価 2

競合ベンチマーク評価 3 イメージ

競合ベンチマーク評価 3

競合ベンチマーク評価 4 イメージ

競合ベンチマーク評価 4

競合ベンチマーク評価 5 イメージ

競合ベンチマーク評価 5

競合ベンチマーク評価 6 イメージ

競合ベンチマーク評価 6

Point.02

サイトマップ・画面設計・デザイン

競合ベンチマーク調査で得られた知見を基に、サイト全体の構造を整理するサイトマップの作成と、具体的な画面設計(ワイヤーフレーム)への落とし込みを行いました。サイトマップでは、トップページを中心に、サービス紹介、実績紹介、支店紹介、採用情報、会社概要といった主要コンテンツへのアクセス経路を明確に定義しています。

ワイヤーフレームの設計では、各ページのレイアウトとユーザーの視線誘導を細かく調整しました。ヘッダーには「創業63年の信頼と実績」というキャッチコピーとともに、受付時間と電話番号を大きく目立たせることで、ファーストビューでの安心感を高めています。お問い合わせフォームに関しては、SSL暗号化による個人情報保護の文言を添えるとともに、入力・確認・完了のステップを示すプログレスバーを上部に配置し、ユーザーが途中離脱しにくいUIUXを実現しました。

サイトマップ イメージ

サイトマップ

画面設計ワイヤーフレーム1 イメージ

画面設計ワイヤーフレーム1

画面設計ワイヤーフレーム2 イメージ

画面設計ワイヤーフレーム2

デザイン面においては、現代のWebトレンドに合わせた視認性の高いレイアウトを採用しています。特に、PCだけでなくスマートフォンからのアクセスにも最適化されたレスポンシブデザインを導入し、多様なデバイスで快適に閲覧できる環境を整えました。さらに、物流サービスという無形商材の性質をカバーするため、実際に働く社員の姿や職場の写真を効果的に配置し、企業としての「人感」を演出しています。
また、見た目の改善だけでなく、目に見えない裏側の設計にも注力しました。各ページの目的に合わせたSEO対策として、最適なタイトル(Title)、ディスクリプション(Description)、H1タグの設定を行い、構造化データを用いたマークアップを実装しています。これにより、検索エンジンからの適切な評価を獲得し、長期的な集客基盤の構築を可能にしました。

デザイン1 イメージ

デザイン1

デザイン2 イメージ

デザイン2

デザイン3 イメージ

デザイン3

デザイン4 イメージ

デザイン4

SEO_TDマークアップ一覧 イメージ

SEO_TDマークアップ一覧

まとめ

法人を対象としたBtoBビジネスと、就職活動を行う学生を対象としたBtoCの採用活動という、求める情報や心理状態が全く異なる二つのターゲットに対して、的確なアプローチを行うことは容易ではありません。本プロジェクトが成功した最大の理由は、単なる見た目の刷新にとどまらず、事前に徹底した競合ベンチマーク調査を実施した点にあります。

同業他社だけでなく、異業種の優れた取り組みも積極的に参考にしたことで、ユーザーが本当に求めている機能や情報を洗い出すことができました。ビジネス面においては、サービスのメリットを直感的に伝える工夫や、豊富な導入事例の提示、そしてお問い合わせの心理的ハードルを下げるフォーム設計が、新規事業である倉庫事業や既存の運送事業への問い合わせ増加という大きな成果に直結しています。

一方、採用面においては、企業の理念や代表のメッセージ、現場で働く社員の姿を前面に打ち出すことで、求職者に対して企業の魅力や熱意を効果的に伝えるブランディングを実現しました。さらに、社内で容易に更新作業が行えるCMSを導入したことで、鮮度の高い情報を常に発信できる体制が整い、内製化の強化にも貢献しています。
ビジネスの拡大と採用力の強化という二つの重要課題を同時に解決するためには、客観的なデータに基づいたUIUXの改善と、ターゲットに寄り添ったコンテンツ設計が不可欠です。本リニューアルは、綿密な調査から導き出された戦略的なWeb構築が、企業価値をいかに高めるかを示す非常に価値のある事例と言えます。

Output

アウトプット

サイトイメージPC
サイトイメージ モバイル
東京西濃運輸株式会社

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