大手ネット銀行リニューアルとメルマガ内製化支援

検討ユーザーへ的確に届く戦略的サイト&LP設計

住信SBIネット銀行

Client

クライアント

住信SBIネット銀行株式会社は、2007年に開業したインターネット専業銀行です。「銀行」という形にこだわらず、「銀行機能」をあらゆる業種に溶け込ませることで、世の中をより便利にする様々なサービスを提供しています。お客さまの使い勝手を徹底的に考え抜き、最新のテクノロジーを活用することで、日々、UI/UXや商品・サービスをアップデートしています。24時間365日使いやすく魅力的な商品を提供するインターネットフルバンキングとして、豊かさが循環する社会の創造を目指しています。※2025年10月よりNTTドコモグループ。2026年8月3日に株式会社ドコモSMTBネット銀行に社名変更。

会社名
住信SBIネット銀行株式会社(2026年8月3日より株式会社ドコモSMTBネット銀行)
事業内容
インターネット専業銀行としてのフルバンキングサービスの提供 ・住宅ローン、カードローンなどのローン商品の提供 ・円預金、外貨預金、仕組預金などの預金商品の提供 ・その他、振込・決済など各種金融サービスの提供
資本金
310億円
社員数
664名

Result

プロジェクト成果

売上拡大に向けた全面リニューアルとメルマガ運用のインハウス化を実現

Solution

関連ソリューション・サービス

Overview

プロジェクトの背景

多くの銀行がWebサイトを通じたサービス提供に注力する中、対象となるウェブサイトにおいてはユーザビリティ上の課題が散見され、コンバージョン率をさらに改善する余地がありました。
社内スタッフを中心としたサイト制作体制であったため、どうしてもユーザー目線が欠落しがちになっていたことが要因として挙げられます。
同社ならではの独自の商品やサービスの特徴、ユーザーが得られるメリットが十分に訴求できていない状態でした。さらに、手続きの方法や注意事項、リスクについての説明が適材適所でなされておらず、ユーザーの理解不足による離脱を招いている可能性が高かったため、情報を整理してユーザーに正しく伝わるコンテンツを提供し、今後の設計標準化を目指すリニューアルが必要とされました。

Process

「コンサル型制作・開発」の
取り組み内容

Point.01

ヒューリスティック評価

対象サイトが抱える現状の課題を洗い出すため、ECマーケティング社が持つノウハウに基づき、独自のヒューリスティック評価を実施しました。この調査では、ユーザーがサイトを訪れてから目的を達成するまでのプロセスにおいて、つまずきや迷いが生じるポイントを専門家の視点から客観的に分析します。具体的には、「ナビゲーション」「分類・サイト構造」「デザイン・画像」「レイアウト・段組」「文章・用語」「信頼感・安心感」といった多岐にわたる項目について、詳細なチェックが行われました。その結果、合計22項目にも及ぶユーザビリティ上の課題が抽出されています。
抽出された各課題については、ユーザーへの影響の大きさを示す「重要度」と、システムやデザインの改修にかかる手間を示す「修正難易度」をそれぞれ3段階で評価しています。これにより、どの課題から優先的に着手すべきかが明確になります。たとえば、商品ページから申し込みフォームへの導線が途切れている問題や、ページタイトルとコンテンツの内容が一致していない問題など、コンバージョンに直結する深刻な課題が浮き彫りになりました。
報告書では、単に問題点を指摘するだけでなく、画面のスクリーンショットを交えて原因を特定し、ワイヤーフレームなどを用いた具体的な改善の方向性や代替案までセットで提示しています。このように緻密なヒューリスティック評価を事前に行うことで、デザインの見た目だけでなく、実際のユーザーの行動に寄り添った本質的なユーザビリティの向上が可能となります。これが、後のサイト構造設計やコンテンツ要件定義の確固たる基盤となりました。

■調査で見つかった課題例

・グローバルナビゲーションのカテゴリートップ(円預金や住宅ローンなど)から、それぞれの配下INDEXページへのリンクが存在せず、サイトの全体構造が把握しにくいという課題。
・ページタイトルと説明テキストの視覚的な強弱の差が小さく、訪問したユーザーに対して「ここは何のページか」という第一印象が瞬時に伝わりにくいという課題。
・円預金トップページの上部という一番目立つ位置にキャンペーンバナーが配置されており、カテゴリー全体で本来伝えるべき商品概要の訴求が弱まり、ユーザーの意識が逸れてしまう課題。
・口座開設のフローにおいて、「個人のお客様の口座開設」から「オンライン口座開設」へ進む際、同じような選択を再度求められる印象を与え、手続きが進んでいる実感が湧きにくい課題。
・SBIハイブリッド預金などの商品概要ページにおいて、ページ下部まで読み進めた後にコンバージョン(申し込み)への導線がなく、ユーザーがわざわざ上部に戻らなければならない課題。

ヒューリスティック評価1 イメージ

ヒューリスティック評価1

ヒューリスティック評価2 イメージ

ヒューリスティック評価2

ヒューリスティック評価3 イメージ

ヒューリスティック評価3

ヒューリスティック評価4 イメージ

ヒューリスティック評価4

Point.02

ターゲットユーザ設定

商品やサービスごとに訴求すべき内容を明確にするため、ターゲットユーザーの属性やニーズ、抱えている不安などを詳細に設定しました。多種多様なユーザーが訪れるネット銀行において、誰に何を伝えるかを定義することは、コンテンツ設計の根幹をなします。

たとえば、カードローンのターゲットとしては「初めて利用される方」と「ローン経験者」の大きく二つのセグメントを設定しました。
初めての利用者は、30代から40代の男性を中心に、パートや学生なども想定されます。彼らは「消費者金融のイメージがあって不安」「収入面で審査が通るか心配」「家族など他の人にバレずに借りたい」といった特有の不安を抱えています。そのため、銀行ならではの安心感の演出や、一定額まで収入証明が不要であること、プライバシーに配慮した手続きの流れを強調する必要があります。
一方、ローン経験者の場合は、金利の有利さや他社ローンからの借り換え、おまとめができるかどうかといった実利的なスペックを重視するため、それらを的確に比較できる情報を提示する設定としました。
また、住宅ローンの「Mr.住宅ローン」においては、30代から40代の既婚で家族を持つ会社員をメインターゲットに据えました。住宅ローンは人生における大きな買い物であり、金利や各種手数料などの総費用をシビアに比較検討します。
日中は仕事で忙しく、銀行の窓口に来店しづらいという背景があるため、夜間や休日でもネットでじっくりと検討し、簡単に手続きができるという利便性の訴求が響きます。このように、商品ごとにユーザーの解像度を高めることで、効果的なメッセージングが可能となります。

ターゲットユーザ設定 イメージ

ターゲットユーザ設定

Point.03

ページ変更要件定義

ヒューリスティック評価で明らかになった課題や、設定したターゲットユーザーのニーズを解決するために、対象となる全ページに対して「どのような情報を」「どのように見せるか」という具体的なコンテンツ変更方針を定義しました。

例えば「はじめてのかたへ」のページでは、ネット銀行初心者に対して企業としての端的なメッセージや信頼感が不足していたため、口座開設によって得られるメリット(ATM手数料無料、SBI証券との連携など)を明確に打ち出すライティングへと変更する方針を定めました。また、SBIハイブリッド預金のような独自の仕組みを持つ商品ページでは、二つの口座間の資金移動という概念が理解されにくかったため、お金の流れを視覚的に把握できる概念図やフローチャートを導入することを要件としています。

住宅ローンのページ群においては、商品の特徴、金利プラン、付加サービスなどの情報が各ページに散在し、ユーザーが比較検討しづらい状態でした。そこで、ページ内のナビゲーションを整理し、タブの構成を見直すとともに、新規借り入れと借り換えのそれぞれのニーズに応じた導線を再構築しました。さらに、口座開設の申し込みページでは、できることとできないこと(留意事項など)の領域をデザイン的に明確に区分し、ユーザーが迷わずスムーズに手続きを進められるようにするなど、細部にわたる変更要件を策定し、リニューアルの確実な指針としました。

コンテンツ変更要件 イメージ

コンテンツ変更要件

Point.04

サイトリニューアル

策定されたページ変更要件定義をベースに、主力商品である「口座開設」「円預金」「仕組預金」「住宅ローン」の案内ページを対象とした本格的なサイトリニューアルが実行されました。このリニューアルの最大の目的は、ユーザー目線に立ち返り、商品やサービスの特徴、そしてユーザーにとってのメリットを的確に伝える戦略的なサイトを構築することです。

まず、サイト構造設計のフェーズにおいて、全56画面に及ぶ対象ページのサイトマップを再構築しました。ユーザーが自分は今どこにいるのかを把握しやすくするため、パンくずリストの設置やグローバルナビゲーションとページタイトルの表記の統一を図り、情報へアクセスしやすい物理構造を定義しました。続いて画面設計(ワイヤーフレーム作成)では、各ページの構成要素の優先順位やレイアウトを決定しました。
例えば、キャンペーンバナーは目立つものの、カテゴリ本来の目的をぼやけさせてしまうため配置位置を下部に調整し、代わりにファーストビューにはページタイトルと商品概要がしっかりと目に入るよう設計しました。
デザイン・ライティングのフェーズでは、奇をてらった派手な装飾は避け、検討段階にある顧客が本当に必要としている情報を読みやすく整理することに注力しました。
テキストが連続して判読しづらい箇所は適度な余白や箇条書きを用いてスッキリさせ、フロー図などはステップ数を絞り込み、ナンバリングやアイコンを活用して直感的に理解できるようブラッシュアップしました。また、モバイルデバイスからのアクセスやSEO、アクセシビリティにも配慮したコーディングが行われています。

さらに、今回のリニューアルを一時的なものに終わらせず、今後のサイト運用の品質を担保するための仕組みづくりも並行して進められました。
サイト全体で統一されたトーン&マナーやナビゲーションルールを定めた「デザインガイドライン」、そして適切な原稿作成やコンテンツ配置の手法をまとめた「コンテンツ作成マニュアル」が整備されました。これにより、社内スタッフが運用を行う際にも、常にユーザビリティと高い品質を維持できる基盤が整いました。単なる表面的なデザインの刷新にとどまらず、顧客の心理と行動プロセスに深く寄り添った、極めて実効性の高いサイトリニューアルが実現しました。

実装フェーズにおいても、デザインのコーディングやシステム適用に関して、ECマーケティング社のコンサルタントが定例会に参加し、ユーザビリティの観点から継続的なディレクションサポートを実施しました。
コーディング上の課題解決や、システム的な制約とのすり合わせ、公開前の入念な実装チェックを行うことで、初期の要件定義で目指した「ユーザーに伝わるコンテンツ」が損なわれることなく本番環境へと反映されました。
このように、事前の詳細な分析から戦略策定、デザイン、そして開発・実装に至るまで一気通貫でプロジェクトを推進したことが、結果的にコンバージョン率の改善と売上拡大という大きな成果へと結びついています

サイトマップ イメージ

サイトマップ

リニューアル1 イメージ

リニューアル1

リニューアル2 イメージ

リニューアル2

リニューアル3 イメージ

リニューアル3

リニューアルコンテンツ案1 イメージ

リニューアルコンテンツ案1

リニューアルコンテンツ案2 イメージ

リニューアルコンテンツ案2

Point.05

LP制作

サイト本体のリニューアルに加え、特定のターゲットに対して強力に訴求し、直接的なコンバージョン(申し込み)を獲得するためのランディングページ(LP)の制作も行われました。カードローンや自動車ローンといった各商品のLPは、Step2で詳細に設定されたターゲットユーザーの属性や心理状態に寄り添った設計となっています。

カードローンのLPでは、「初めて利用される方」が抱く消費者金融への漠然とした不安や、審査に対する懸念を払拭することが最優先とされました。そのため、銀行が提供するサービスであるという「安心感」を前面に押し出し、明るく清潔感のある暖色系の背景色や、親しみやすいイラストを多用するトーン&マナーを採用しました。また、ユーザーが最も知りたい情報である「金利の低さ」や、「最大1000万円まで利用可能」「300万円まで収入証明不要」といった強力なスペックをファーストビューの目立つ位置に配置し、ひと目でメリットが伝わるように工夫しています。

さらに、ページを読み進める過程で離脱を防ぐため、共感を呼ぶ「ご利用者様の声」や、具体的な返済イメージが湧く「金利シミュレーション」、そしてアイコンを用いて視覚的に整理された「簡単申込ステップ」などを順序立てて展開しました。ユーザーのモチベーションが高まった瞬間を逃さないよう、ページの途中にも適切な間隔で申し込みボタン(導線)を配置し、最終的なアクションへとスムーズに誘導します。競合他社との比較においても優位性を明確に提示し、ユーザーに「ここで申し込むべき理由」を納得させる戦略的なLPが構築されました。

自動車ローンのLPにおいても同様に、ターゲットが重視する金利引き下げの条件などをわかりやすく枠で囲み、特徴を端的に宣言するなどの工夫が凝らされています。これらのLPは、単なる商品のパンフレットではなく、訪れたユーザーの疑問に答え、背中を押す「優秀な営業マン」としての役割を果たすよう、緻密な情報設計とデザインが施されています。

LPターゲット設計 イメージ

LPターゲット設計

LP制作 イメージ

LP制作

メルマガ、LP添削サポート

作成されたLPや、日常的に配信されるメールマガジンの効果を最大化するために、プロのコンサルタントによる実践的な添削サポートが実施されました。社内で制作したクリエイティブに対して客観的なレビューを行うことで、コンバージョン率(CVR)やクリック率(CTR)のさらなる底上げを図ります。

LPの添削では、ユーザーの視線の動きや文脈の自然さが厳しくチェックされました。
例えば、プロモーション前の言い回しとページ内の表現を統一することでユーザーが感じる違和感をなくしたり、テキストリンクではなく目立つボタンに変更して次のアクションを明確にしたりといった、細かながら効果の高いUI改善が提案されました。また、コンテンツをただ羅列するのではなく、「特徴は4つあります」と宣言してから情報を枠で囲んで整理し、アイコンを添えることで視認性を劇的に向上させる手法も指導されました。

メルマガの添削においては、配信頻度や配信数、そして実際の開封率やURLごとのクリック率といったデータに基づいた分析が行われます。例えば、雇用統計を知らせるメールや各種ローンの案内メールなど、既存のメルマガに対して「コンテンツをより顧客のメリットになるものに変更する」「情報が込み入っているため、総合版として再編する」といった具体的な改善策が示されました。週に数本のペースで添削を繰り返し、担当者と効果検証のサイクルを共に回すことで、社内スタッフ自身が「どのような表現がユーザーに響くのか」を体感し、自走してクリエイティブを改善できるスキルの習得と内製化を強力にバックアップしました。

この添削サポートは、単に外部から正解を与えるだけでなく、担当者の目線を「作り手都合」から「顧客視点」へと引き上げるプロセスでもあります。過去の配信テストの結果も踏まえながら、最も効果的な件名の付け方や、HTMLメールとテキストメールの最適な使い分けなど、実践に即した具体的なフィードバックが継続的に提供されました。

メルマガLP添削サポート1 イメージ

メルマガLP添削サポート1

メルマガLP添削サポート2 イメージ

メルマガLP添削サポート2

Point.06

メルマガ書き方講座

ルマガ経由でのコンバージョンを安定的に獲得し、運用を完全にインハウス(社内)化することを目指して、「メルマガ書き方講座」が開催されました。この講座は、月に1回、1.5〜2時間程度のボリュームで集中的に行われ、担当者の文章力とマーケティング思考を根本から鍛え上げることを目的としています。
最終的なゴールは、メールのクリック率(CTR)を現状の1.5倍から2倍へと飛躍的に向上させることです。

講座のカリキュラムは、基礎から応用まで体系的に学べるよう「メルマガ戦略編」と「メルマガ実践編」の二段構えで構成されました。戦略編では、「そもそもメルマガの目的とは何か」「誰に向けて配信しているのか」という根源的な問いからスタートし、データ分析に基づく顧客のセグメント分けや、効果的な件名の法則など、マーケティングの土台となる知識を学びます。配信する側の都合ではなく、受け取る顧客のメリットを中心に考える思考法を徹底的に身につけます。

続く実践編では、消費者の購買心理プロセスである「AIDMA(アイドマ)の法則」に基づいた、具体的なメールの設計手法を習得します。ユーザーは非常に忙しく、長々と文章を読むことはありません。そのため、「タイトルの目的は開封させることのみ」「ファーストビュー(トップ画面)の目的は次のステップへ進ませることのみ」と各パーツの役割を明確に切り分けます。ファーストビューで一番の「オファー(顧客にとっての価値やお得な情報)」を提示し、一瞬で興味を惹きつける技術や、共感を呼ぶストーリー展開で単価や成約率を高める極意などが紹介されました。

さらに、実際の成功事例や失敗事例(悪いメルマガの例)を豊富に用いることで、抽象的な理論にとどまらない実践的なノウハウが提供されました。ステップメールの構築方法や、ABテストを用いた効果検証の正しいやり方なども網羅されており、担当者は講座を通じて「良いメルマガと悪いメルマガの違い」を自らの目で判断できるようになります。これらの継続的な学習と実践の繰り返しにより、ネット銀行における強固なCRM(顧客関係管理)の基盤が社内に構築されることとなりました。

また、この講座は一方的な座学にとどまらず、実際の業務で直面している課題を持ち寄り、ワークショップ形式で解決策を議論する場としても機能しました。受講者が自身の言葉でメルマガの構成案を発表し、講師から直接フィードバックを受けることで、ノウハウが単なる知識から「使えるスキル」へと昇華されていきました。これにより、属人的になりがちだったメールマーケティングの知見が組織全体に共有され、持続的な成長を実現するための大きな原動力となりました。

メルマガ書き方講座1 イメージ

メルマガ書き方講座1

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メルマガ書き方講座2

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メルマガ書き方講座3

メルマガ書き方講座4 イメージ

メルマガ書き方講座4

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メルマガ書き方講座5

Point.07

保存版メルマガガイドライン集

講座で提供されたノウハウや添削を通じて得られた知見は、「保存版メルマガ書き方ルール」としてガイドライン集にまとめられました。これは、担当者が変わっても高品質なメルマガを安定して配信し続けるための、いわば社内のバイブルとなる資料です。

このガイドライン集では、メルマガをゼロから作成する際のプロセスを「商品把握」「情報整理」「クリエイティブ設計」の3つのステップに分けて体系化しています。まず「商品把握」では、その商品の何が特徴なのか、他社と比較して優れているポイントはどこかをフレームワークに沿って抽出します。次に「情報整理」において、抽出したウリや共感コンテンツ、シミュレーションなどを整理します。そして「クリエイティブ設計」において、実際の画面構成に落とし込んでいきます。

人間の心理的特性を踏まえたルールも数多く記載されています。「人は行動した直後は覚えている」「忘れないうちに重要なことを伝える」という原則に基づき、例えば商品申し込み直後のユーザーに対しては、使い方やQ&A、期待感を醸成するビフォアアフターの提示など、不安を取り除き継続を促すコンテンツを集中的に配信することが推奨されています。

また、ユーザーの視線が左上から右下へ「Z」の字を描くように移動する「Zの法則」を利用したレイアウト術や、読者が理解できる範囲から情報を一つずつ積み上げていく「+1の法則」など、視覚的・心理的なテクニックも詳細に解説されています。特に重要なのが「オファー」の概念です。「オファーのないメルマガは、用もなく手ぶらで訪問する営業マンと同じである」と定義し、単なる価格表示ではなく、ユーザーが明確にお得だと感じる「ギャップ」をファーストビューで提示することの重要性が説かれています。

さらに、複数の情報を詰め込むことでユーザーが混乱するのを防ぐため、メッセージを絞り込むことや、画像の上に文字を配置する際の視認性を高める方法(白抜きやタイトルバーの活用など)といった、細かなデザインのルールも網羅されています。このガイドライン集を活用することで、誰でも迷うことなく、コンバージョンに直結する戦略的で魅力的なメルマガを制作することが可能になります。

メルマガガイドライン1 イメージ

メルマガガイドライン1

メルマガガイドライン2 イメージ

メルマガガイドライン2

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メルマガガイドライン3

まとめ

多種多様な属性やニーズを持つターゲットが存在するネット銀行において、サイトリニューアルやプロモーション施策を行う前の「徹底した現状調査」と「ターゲット設計」は、プロジェクトを成功に導くための最も重要なプロセスです。ネット銀行は店舗を持たず、対面での接客ができないため、ウェブサイトやメルマガ、LPそのものが「営業マン」であり「窓口」の役割を果たします。そのため、ユーザーの視点に立ち、どこで迷い、何に不安を感じているのかをヒューリスティック評価等で客観的に洗い出すことが不可欠です。

さらに、ターゲットが抱える「審査への不安」や「金利へのシビアな目線」といった心理を深く理解し、それに合わせたコンテンツを設計することで、はじめてユーザーの心を動かすことができます。LPやメルマガに関しても、ただ情報を羅列するのではなく、AIDMAの法則や視線誘導のセオリーに基づき、戦略的に情報を配置するクリエイティブ設計が求められます。

また、外部のコンサルタントに制作を丸投げするのではなく、添削サポートや書き方講座を通じて、自社のスタッフがノウハウを吸収し、実践できるようになることが非常に重要です。ガイドラインやマニュアルとして社内に知見を蓄積することで、継続的に仮説と検証のサイクルを回すことができるようになります。このように、顧客理解に基づいた戦略的なアプローチと、社内スキルの向上を両輪で進めることこそが、激しい競争環境にあるネット銀行において、長期的に顧客に選ばれ、売上を拡大し続けるための最大の鍵となります。

Output

アウトプット

サイトイメージPC
サイトイメージ モバイル
住信SBIネット銀行

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