見込み客を逃さないリノベサイトのUI/UXと戦略設計

リノベ業界の競争を勝ち抜くUI戦略とターゲット・構造設計

リノベる。

Client

クライアント

リノベる株式会社は、「こんな暮らしが欲しかった!」を誰もが実現できる社会を目指し、一人ひとりに合った住まいを提案するリノベーションプラットフォーム企業です。独自のビジネスモデルを展開し、物件探しから設計・施工、ローン相談までをワンストップでサポートしています。多様なニーズに応えるオーダーメイドやセレクテッドリノベーションなどを通じて、理想の住まいづくりに伴走しています。

会社名
リノベる株式会社
事業内容
住宅リノベーションプラットフォーム・CREリノベーションプラットフォーム・産業支援プラットフォーム
資本金
679,743,341円
社員数
264名

Result

プロジェクト成果

目的別導線の最適化により、ユーザー視点に立った使い勝手の良い完成度の高いサイトを実現しました。

Solution

関連ソリューション・サービス

Overview

プロジェクトの背景

かつてリフォーム業界において、訪問営業やチラシ広告からWebへと顧客獲得チャネルが大きくシフトし、同社はその波を捉えて順調に事業を成長させてきました。
しかし昨今、Web上での顧客獲得競争が激しさを増す中で売上が停滞傾向に陥り、新たな打開策が求められていました。当時のサービスサイトでは、特定の物件を検索したいユーザーへの導線は用意されていたものの、「まずはリノベーションの相談だけをしたい」という潜在的な見込み客に向けた導線が不足しているという課題を抱えていました。そこで、顧客獲得の機会損失を防ぎ、ビジネスを再成長させるため、ユーザー視点に立ったUI/UXの根本的な改善が急務となったのです。

Process

「コンサル型制作・開発」の
取り組み内容

Point.01

ヒューリスティック評価

ユーザビリティ・エンジニアリング理論に基づき、評価者の知見から対象サイトの課題を洗い出すヒューリスティック評価を実施しました。評価基準として「ナビゲーション」「サイト内検索」「フォーム・入力項目」など15分類のうち10分類の視点から検証を行いました。

結果として、サイト全体で38項目に及ぶ課題が抽出され、総合評価は「致命的な問題あり(E評価)」という厳しい判定となりました。特に、ニーズが顕在化していない潜在層だけでなく、具体的に検討を進めようとするユーザーをも躊躇させてしまう構造的な要因が多く見つかっています。

電話以外の問い合わせ導線がヘッダーに不足している点や、自社特有の用語が説明なしに使われている点など、目的達成を阻害する要素が多角的に浮き彫りになりました。一方で、これらの課題の多くはテキストや画像、リンクの調整といった軽微な改修で対応可能であることも判明し、短期間での集中的な改修によって、初めて訪れるユーザーにも易しいサイトへと改善できる見込みを立てることができました。

■主な課題例
・電話対応時間外のユーザー向けに、共通ヘッダーに電話以外の問い合わせ導線が存在しない。
「特定の物件は決まっていないが相談したい」という潜在層向けの明示的なコンバージョン導線が不足している。
・新規来訪者の第一印象を左右するファーストビューに、自社の実績や規模感を示す数値情報が配置されていない。
・「宝石物件」といった自社特有の用語が、初心者ユーザーへの補足説明なしに多用されている。
・資料請求や内覧予約など、コンバージョン導線の優先順位づけや位置づけが不明瞭になっている。

ヒューリスティック評価1 イメージ

ヒューリスティック評価1

ヒューリスティック評価2 イメージ

ヒューリスティック評価2

ヒューリスティック評価3 イメージ

ヒューリスティック評価3

ヒューリスティック評価4 イメージ

ヒューリスティック評価4

ヒューリスティック評価5 イメージ

ヒューリスティック評価5

Point.02

ターゲット設定

各種市場調査やアクセスデータをもとに、スマホサイトを利用するメインターゲット像を具体的に設計しました。「賃貸ポータルサイトでリノベーションを知った30代の既婚男性」など、詳細なペルソナを設定しています。その上で、モバイルユーザーの行動特性を分析し、コンバージョンポイントを「資料請求」「説明会申し込み」「お問い合わせ」の順に優先度付けを行いました。
これにより、ユーザーの潜在的なニーズから具体的なアクションへと繋げるコンバージョンシナリオを明確に描いています。

ターゲット設定1 イメージ

ターゲット設定1

ターゲット設定2 イメージ

ターゲット設定2

ターゲット設定3 イメージ

ターゲット設定3

Point.03

サイトマップ制作

ターゲットの行動シナリオに基づき、情報の構造を整理したサイトマップを構築しました。
コンバージョンに直結する「説明会情報」や「事例」といったキーコンテンツの優先度を高める一方で、複雑なシミュレーション機能などは段階的に実装するよう全体像を調整しています。これにより、ユーザーが迷わずに目的のページへ到達できる階層構造を定義しました。

サイトマップ制作 イメージ

サイトマップ制作

Point.04

ゾーニング設計

サイトマップを具現化するため、各ページのレイアウトや要素の配置方針を定めるゾーニング設計を行いました。トップページでは、ファーストビューに「選ばれる理由」や「実績」を明記し、ユーザーの信頼感を醸成する構成を採用しています。また、ページ全体を通じて共通のお問い合わせスロットを配置し、ユーザーが「相談したい」と思った瞬間に迷わずアクションを起こせるよう導線を最適化しました。

ゾーニング設計2 イメージ

ゾーニング設計2

ゾーニング設計2 イメージ

ゾーニング設計2

まとめ

本プロジェクトが示す最大の価値は、事業成長の壁となっていた「目に見えないユーザーの離脱要因」を、専門的な知見とデータ分析によって可視化し、的確に解消した点にあります。リノベーション業界のように、顧客の検討期間が長く高額なサービスを扱うビジネスでは、Webサイト上の些細な「わかりにくさ」や「導線不足」が、致命的な機会損失に直結してしまいます。

特に、物件が決まっている顕在層だけでなく、「まずは相談したい」という潜在層を確実に取り込むための導線設計は、今後の競争を勝ち抜く上で不可欠です。本事例では、ヒューリスティック評価によってユーザーが直面するハードルを徹底的に洗い出し、ペルソナに基づいたターゲット設定を行うことで、迷いのないサイトマップとゾーニングへと昇華させました。

自社のWebサイトが「作り手目線」になっていないか、見直すことをおすすめします。ユーザーの視点に立ち返り、適切な情報設計とコンバージョン導線を整備することは、広告費をかけずに売上を伸ばす最も有効な投資となります。本プロジェクトのアプローチは、顧客体験を向上させ、ビジネスを次の成長ステージへと導くための強力な羅針盤となるはずです。

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