本資料について
口座開設数上位の大手証券会社18社を対象に、コンサルタント3名が7つの評価軸・100点満点でヒューリスティック評価を行いました(2025年1〜2月実施)。新NISAによって「投資初心者」がかつてない規模で市場に流入するなか、初心者にとっての分かりやすさが口座開設の最大要因になっています。全体平均は38点、1位でも61.0点と低水準にとどまった実態と、その要因を具体的に分析します。
調査から見えた5つのポイント
- 配点の急所:「ナビゲーションの視認性と操作性」25点と「口座開設導線の操作性」20点で全体の45%を占め、ここが初心者の離脱を防ぐ最大のポイントとなります。
- ランキング上位:1位GMOクリック証券61.0点、2位松井証券58.7点、3位マネックス証券57.5点。トップページ自体をナビゲーションとして機能させる設計が高評価につながりました。
- ナビゲーションの構造差:ハンバーガーメニューに依存せず、グローバルナビと商品別ナビの2階層で表現するか、PC用UIを流用して構造が把握できない状態に留めるかで差が生まれています。
- フォームの摩擦排除:大きくタップしやすい入力欄、ボタン直下のフリーダイヤル、途中保存機能が有効な一方、小さなプルダウンによる誤操作や進捗バーの不在が離脱を招きます。
- 改善ロードマップ:構造の可視化と再整理、摩擦ゼロのフォーム設計、安心感と鮮度の演出という3ステップを提示します。
こんな方におすすめです
- 証券会社・金融機関のWebマーケティング、サイト運用をご担当の方
- 新NISAで流入した投資初心者の取りこぼしを減らしたい方
- 口座開設フォームの途中離脱に課題を感じている方
- 大規模リニューアルの前に、改善余地をピンポイントで見極めたい方
著者・監修者
著者
伊藤 肇 UI・UXスペシャリスト 執行役員
1997年慶應義塾大学卒業後、大手電機メーカーにて仕事の仕方を学ぶ。
2000年からデジタルマーケティング業界で、大手企業のウェブマーケティングを支援。
GoogleAnalyticsが始まる前の2002年にサーバーの生ログを集計して「アクセスログ解析」をレポート。2006年にサイバーエージェント、アルベルト(現アクセンチュア併合)を含め業界をリードする各社を招待して「コンバージョンアップサミット」を主催。
以降、800超のプロジェクトでサイトユーザビリティやCRM改善に携わる。
2025年11月5日REAL VALUE(リアルバリュー)にプレゼンターで出演。堀江貴文氏のYouTube ホリエモンチャンネルにて公開中。
