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ペットの可愛い世界観を表現し回遊性とCV数を高めるサイト刷新
CMS導入とUI/UX改善による直帰率改善
Client
ペッツファースト株式会社は、「ペット最優先」の考えのもと、すべての犬と猫が生涯を全うできる社会の実現を目指す総合ペット企業です。旧ライフパートナーイケダのペットショップ事業を引き継ぎ、生体の販売から動物病院、トリミング、ホテルまで、ペットライフをトータルでサポートしています。一頭一頭の健康管理を徹底し、全国の店舗を通じて飼い主様へ安心と豊かな時間を提供しています。
Result
サイト内回遊性と直帰率を大幅に改善し、予約システム導入によりCV数が増加しました。
Solution
Overview
本プロジェクトは、超富裕層をターゲットとした高級感あふれる新店舗のオープンに伴い、ブランドの世界観を体現するためのWebサイトリニューアルとして開始されました。
旧サイトでは、トップページからの直帰率が非常に高く、ユーザーを店舗やサービス詳細へと導く回遊性の改善が急務となっています。また、コーポレートサイトと各ブランド情報が独立して運用されており、顧客が欲しい情報にスムーズにアクセスできないという問題も抱えていました。
さらに、属人化しがちな更新作業を改善し、一元管理が可能で効率的な運用を実現するCMSの導入が求められます。これらの課題を解決し、Webサイトを強力な集客チャネルへと生まれ変わらせることが本プロジェクトの狙いです。
Process
Point.01
ターゲットとなるユーザー像を明確にし、サイト上での行動をシナリオ化することで、必要なコンテンツと導線をあぶり出します。
本プロジェクトでは、サイトとの接点に基づき大きく3つのペルソナを設定しました。
第一に、すでにペットを飼っており、トリミングや動物病院を定期的に利用する50代のご夫婦です。第二に、今後狙うべき主力ターゲット層である、高級志向で血統やブリーダーにこだわる30代の男性を定義しました。第三に、現在は住環境の都合で飼えないものの、将来的な購入を検討している30代のキャリアウーマンを予備軍として据えています。

ペルソナ・CVシナリオ設計1

ペルソナ・CVシナリオ設計2

ペルソナ・CVシナリオ設計3
これらのペルソナごとに、サイト訪問のきっかけからコンバージョンに至るまでのシナリオを精緻に組み立てます。
例えば、高級志向の30代男性の場合、検索エンジンやSNSで情報を得た後、トップページから店舗詳細や新着情報へと遷移し、企業のブランドヒストリーに触れて信頼感を醸成します。そして、充実した保証内容やサービスを確認した上で、実店舗への来店やお問い合わせに繋げるという流れです。ペルソナによって求める情報は異なるため、それぞれのニーズに応じたコンテンツを適切なタイミングで提示できるように設計します。
このように顧客視点に立ったシナリオをサイト構造の基礎とすることで、訪問者の疑問や不安を解消し、確実なアクションへと誘導する戦略を立案します。

ペルソナ・CVシナリオ設計4

ペルソナ・CVシナリオ設計5
Point.02
サイトリニューアルの設計に必要な前提条件を、定量的および定性的なアプローチで客観的に確認します。
定量調査であるアクセスログ解析では、トップページにアクセス全体の約57%が集中していることが判明しました。
一方で、商品やサービスページへの遷移が弱く、回遊性を高める工夫が不可欠であることが明らかになります。店舗ページへのアクセスの半数以上が直接流入であるため、店舗ページ自体を「入り口」として機能させるファーストビューの設計が求められました。
デバイス比率もスマートフォンが過半数を占めており、モバイル環境での最適化が急務です。

事前アクセスログ解析1

事前アクセスログ解析2

事前アクセスログ解析3
定性調査である競合ベンチマーク調査では、他業種でチェーン展開を行う企業サイトなども参考にし、ユーザビリティのセオリーを検証しました。主な調査視点と概要はこちら。
1.複数ブランドを展開するチェーン店のデザイン方針(Queensway、ワイズテーブルコーポレーション)
主力ブランドのイメージを基調とする手法(Queensway)と、特定のブランド色を出さないニュートラルな手法(ワイズテーブル)を比較検討しました。その結果、既存ユーザーの混乱が少ない「主力店のブランドイメージをベースにする手法」を現実的なアプローチとして導き出しています。
2.ヘッダーでの歴史のアピール(サカタのタネ)
共通ヘッダー部分に「創業68年」といった企業の歴史をさりげなく配置し、どのページを開いてもユーザーの印象に残りやすくする工夫を取り入れました。
3.トップページの情報サイト化(生活の木、hokka、玉名牧場)
トップページを単なるメニュー画面にせず、ブランドストーリーや歴史などの読み物コンテンツをリッチに配置する構成に注目しました。これにより、企業ブランドの深い理解と、サイト内回遊性の強化を狙っています。
4.回遊性を高めるナビゲーション(一休.com)
ファーストビュー内に日本地図を用いた直感的な店舗検索導線を設ける手法を、トップページからの回遊を促す設計のヒントにしました。
5.「入り口」としての店舗ページ設計(ほけんの窓口、ベルリッツ)
各店舗ページへ直接アクセスするユーザーが多いため、ページを開いてすぐのファーストビューに「写真・店舗情報・アクセス・予約への導線」をひとまとめにするレイアウトを参考にしています。
6.コンバージョンを後押しする権威付け(ほけんの窓口)
店舗ページの中段に、安心感を与える実績やこだわりなどの「権威付け要素」を配置し、ユーザーからの予約や来店を強力に後押しする要素を盛り込みました。
7.写真の効果的な活用(イーオン)
ファーストビューで店舗の写真をスライド回転させたり、スタッフの人物写真を掲載したりすることで、ユーザーへ歓迎の雰囲気を伝える手法を参考にしました。
これらの定性的なベンチマーク調査を通じて得た知見は、直帰率の改善や回遊性の向上を目的とした具体的な画面設計・デザイン方針の根拠として活用されています。
■調査で露呈した課題まとめ
・トップページへの極端なアクセス集中を分散させるため、サイト内の回遊性を高める導線設計が不可欠である。
・店舗詳細ページへの直接流入が多いため、該当ページ単体でブランド訴求とコンバージョンを促す構造が必要である。
・スマートフォンからのアクセスが過半数を占めるため、モバイルでの操作性を最優先したUI/UX設計が求められる。
・トップページに企業の歴史や理念などの読み物コンテンツを配置し、ブランドに対する深い理解と共感を促すべきである。
・店舗ページに写真や権威付けとなる情報を充実させることで、ユーザーの不安を払拭し、予約への後押しをする効果が見込める。

競合ベンチマーク調査1

競合ベンチマーク調査2

競合ベンチマーク調査3

競合ベンチマーク調査4

競合ベンチマーク調査5
Point.03
サイトの利便性と運用効率を両立するため、最適なシステム環境と要件を定義します。情報の一元化と更新作業の効率化を目的に、商用CMS「WebRelease2」を導入しました。これにより、HTMLの専門知識を持たない担当者でも直感的にページの作成や修正を行うことが可能になります。コーポレートサイトの大部分をCMSの管理下に置き、統一されたテンプレートを用いることで、デザインの品質を保持しつつスピーディーな情報発信を実現します。
さらに、ユーザーの利便性を高めるための動的プログラムも新たに開発しています。
お客様が希望する条件で子犬や子猫を探せる「生体検索システム」や、トリミング、動物病院、ペットホテルの「Web予約フォーム」を実装しました。これらのフォームは日本語と英語の両言語に対応しており、幅広い顧客層のニーズに応えます。
システム構成はAWSクラウド環境を基盤とし、安定したアクセス処理と堅牢なセキュリティ対策を確保しています。
のちの外部システムと連携も視野に入れ、権限管理や運用ルールを明確に定めることで、安全かつ持続可能なサイト運用体制を構築します。

サイトシステム要件定義1

サイトシステム要件定義2
Point.04
ユーザーが迷うことなく目的の情報にたどり着けるよう、サイト全体の構造と各ページのレイアウトを視覚化します。サイトマップでは、トップページを起点に、「サービス一覧」「店舗一覧」「パートナー検索(生体検索)」「会社情報」「お知らせ」といった主要カテゴリを整理しました。
コーポレート情報と各店舗のブランド情報をシームレスに繋ぎ、グローバルナビゲーションを全ページに配置して回遊性を高める工夫を施しています。
ワイヤーフレームの設計においては、新ブランドの「高級感」と「お洒落さ」を表現できるレイアウトを意識しました。トップページには、画面いっぱいに広がる美しいメイン画像を配置し、スクロールに合わせてブランドのこだわりや歴史がアニメーションと共に現れるリッチな表現を取り入れます。各店舗の詳細ページでは、トリミングやホテルなどの提供サービスを分かりやすく見せるとともに、スタッフの紹介やブログ記事を掲載し、親しみやすさと安心感を与えます。スマートフォン版の設計では、限られた画面サイズでも直感的に操作できるよう、ハンバーガーメニューやタップしやすい大きなボタンを採用し、快適な閲覧体験を追求します。

サイトマップ

画面設計ワイヤーフレーム1

画面設計ワイヤーフレーム2

画面設計ワイヤーフレーム3

画面設計ワイヤーフレーム4
Point.05
検索エンジンからの集客を最大化し、リニューアル後のスムーズな集客を担保するための施策としてリダイレクト設定、TD設計、マークアップに注力しました。
旧サイトから新サイトへのURL変更に伴い、301リダイレクトを精緻に設定。旧URLにアクセスしたユーザーや検索エンジンの評価を、対応する新しい店舗ページ等へと適切に引き継ぎ、機会損失を防ぎます。
また、各ページの役割に応じたTD(titleとdescription)の最適化を行いました。
地域名や「トリミング」「動物病院」といった重要キーワードを自然に組み込み、検索結果上でユーザーのクリックを促す魅力的なテキストを策定しました。
HTMLの実装においては、見出しタグ(h1〜h4)やリストタグによる論理的でクリーンなマークアップを徹底し、検索エンジンがサイト構造を正確に理解しやすい内部SEO対策を施しコーディングで反映しています。

リダイレクト設計

SEO_TD設定

SEO_HTMLマークアップ設定1

SEO_HTMLマークアップ設定2

SEO_HTMLマークアップ設定3
Point.06
導入したCMSを社内でスムーズに定着させ、継続的な運用を支援するためのマニュアル整備と研修を実施します。
システム担当者向けだけではなく、実際の更新業務を担う各店舗や部署の担当者に向けた、分かりやすい操作マニュアルを作成しました。日常的なニュースの更新から、新しい店舗ページの追加方法まで、具体的な手順を網羅しています。さらに、SEO効果を維持するためのメタ情報(KeywordsやDescription)の入力ルールも明確に規定しました。
例えば「キーワードは名詞のみで10個程度に絞る」「Descriptionは120〜150文字でページ概要を簡潔にまとめる」といった具体的なガイドラインを設けます。
納品時には実機を用いた操作説明会を実施し、社内体制の自立化と長期的な運用コストの削減をサポートしています。

CMS操作マニュアル
本プロジェクトは、生体やペット用品の販売にとどまらず、トリミングや動物病院、ペットホテルといった幅広いサービスを展開する総合ペット企業のサイトリニューアルです。更新頻度の高い店舗情報やブログを効率的に管理するため、本格的なCMSを導入し、業務の効率化と運用コストの大幅な削減を実現しました。
単なるシステム刷新にとどまらず、徹底したユーザー理解に基づく緻密な戦略が本プロジェクトの最大の魅力です。ターゲットとなる顧客層を精緻なペルソナとして描き出し、彼らがどのような心理でサイトを訪れ、予約や来店に至るのかというCVシナリオをサイト構造全体に反映させています。
競合他社のベンチマーク調査やアクセスログの定量分析から、「トップページへのアクセス集中」や「スマホ利用率の増加」といった客観的な課題を抽出しました。これらを根拠として、直帰率を下げ回遊性を高めるUI設計や、高級感と信頼感を伝える洗練された画面デザインへと昇華させています。
加えて、検索エンジンからの継続的な集客を見据え、リダイレクト設定や論理的なHTMLマークアップ、各ページのTD設計といった内部SEO対策も抜かりなく実装しました。美しいデザインと高度な機能、そして集客力を兼ね備えた「営業提案型サイト」の完成と言えます。
同業他社においても、顧客とダイレクトに繋がり、ブランドの価値やサービスに対する安心感をWeb上でいかに伝えるかが、ビジネスの成否を分ける時代です。本プロジェクトが示すように、客観的なデータ分析に基づき、顧客の感情に寄り添ったシナリオをサイトの隅々にまで踏襲するアプローチは、競争が激化するペット市場において非常に重要です。機能性と戦略性が融合したこのサイトは、今後のペット業界におけるWebマーケティングの優れた成功モデルとなるはずです。
Output


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