インバウンド営業100%を実現する不動産投資Web戦略

アウトバウンド脱却、LPリード獲得とステップメールで成約率も

不動産投資TIMES

Client

クライアント

プロパティエージェントは、東京都新宿区に本社を置き、投資用・居住用マンションの開発から販売、賃貸・建物管理までをワンストップで手掛ける総合不動産企業です。近年は、不動産のナレッジにAIやテクノロジーを掛け合わせたDX不動産事業や、不動産投資型クラウドファンディングの運営にも注力しています。「不動産所有があたりまえの社会を創造する」というビジョンのもと、お客様の多様なニーズに応える質の高いサービスを提供し続けています。

会社名
プロパティエージェント株式会社
事業内容
DX不動産事業・不動産クラウドファンディング事業・不動産開発販売事業・プロパティマネジメント事業(賃貸管理サービス、建物管理サービス)
資本金
1億円
社員数
147名

Result

プロジェクト成果

アウトバウンド型営業からインバウンド営業への転換に成功し、アクセス数と物件購入数の大幅増加を実現。

Solution

関連ソリューション・サービス

Overview

プロジェクトの背景

不動産投資業界は従来、個人への電話を中心としたアウトバウンド型の営業スタイルが一般的でした。しかし、過剰な競争による営業へのアレルギー反応や、個人情報保護の観点が厳しくなる時代背景のなかで、これまでの手法に限界が見え始めていました。
同社においても、自社サイトは会社概要や物件情報を紹介する程度にとどまっており、Web経由で「顧客を獲得する」という思想が欠けている状態でした。このような背景から、既存のアウトバウンド営業から脱却し、Webサイトを活用したインバウンド営業100%へと体制を移行させることが急務となり、本プロジェクトがスタートしました。

Process

「コンサル型制作・開発」の
取り組み内容

Point.01

web戦略策定

インバウンド100%へシフトするためのWeb戦略として、競合ベンチマーク調査とサイトの役割定義を実施しました。SEO対策における競合状況を把握した結果、特定の競合が不動産投資などの検索市場を独占している一方で、その他の企業はSEO対策が極めて弱いことが判明しました。このことから、豊富なコンテンツを継続的に展開できれば、検索市場に食い込むチャンスが十分にあると仮説を立てました。

Webサイトの役割については、マス広告で認知度を上げる「ブランディング受け皿型」ではなく、Web広告やSEOなどを顧客接点のメインとする「獲得型」を採用することが、現状のフェーズに適していると判断しています。集客のエンジンとしてセミナー開催が最有力と位置づけました。

サイト枠割棲み分け定義・CVポイント イメージ

サイト枠割棲み分け定義・CVポイント

全体戦略を検討する材料として、競合が複数サイトをどのように使い分けて運用しているのか、集客チャネルやLP、メルマガ、提供マテリアルなど様々な視点で比較調査を行いました。
その結果、サイトの役割は、現状ではWeb広告やSEOを主軸とする「獲得型」が最適と判断しました。
集客視点では、特定の競合が検索市場を独占しているものの他社は弱いため、ブログやコラムなど継続的なコンテンツ拡充によりSEO流入を獲得する余地が十分にあることが分かりました。

セミナー視点では、インバウンド獲得に開催は不可欠ですが、同業他社に自社ターゲット層と合致した成功事例は見当たりません。そのため、六本木や丸の内といったハイエンドな開催場所の選定や、他社と異なる訴求ポイントを用いた独自のアプローチが求められます。
その他、Web上のシミュレーションやチャットツールの導入といった工夫も効果的であることが掴めました。

マテリアル視点では、LPのコンバージョン向上のため、ノウハウ本やDVDなどの特典を複数用意し、個人情報と交換する仕組みが有効と分かりました。さらに、ステップメールを用いてユーザーの検討度合いに合わせ段階的に情報を提供することで、プッシュ営業のイメージを払拭しながら成約へと繋げる戦略が重要になります。

集客における競合調査1 イメージ

集客における競合調査1

集客における競合調査2 イメージ

集客における競合調査2

集客における競合調査3 イメージ

集客における競合調査3

集客における競合調査4 イメージ

集客における競合調査4

集客における競合調査5 イメージ

集客における競合調査5

集客における競合調査6 イメージ

集客における競合調査6

集客における競合調査7 イメージ

集客における競合調査7

集客における競合調査8 イメージ

集客における競合調査8

Point.02

LP戦略と制作

Webインバウンド100%を実現している競合企業は総じてセミナーを開催しており、顧客層に合わせた適切なセミナー訴求が必要不可欠です。同業他社とは異なるアプローチとして、六本木や丸の内といったハイエンドな場所での開催や、Web問い合わせ自体を工夫する施策を検討しました。ほか、サイト内でのコンバージョンポイントを明確に定義し、ユーザーのモチベーションや検討度合いに応じた導線を設計しています。
電話営業やチャット、資料請求、セミナー申し込みなど、各ページにおいて最適なアクションを促す構成としました。

特にLPにおいては、単なる資料請求ではなく、ノウハウブックやDVD、チェックシートなどのマテリアルを複数用意し、個人情報と交換するフックを強化することでCVR(コンバージョン率)を上げる戦略を構築しています。ユーザーの心理変容に合わせ、ステップメール等を活用して段階的に情報を提供することで、直接的な営業を嫌う層や電話に出られないユーザーもしっかりとフォローし、最終的な成約へと結びつけるための包括的なWebインバウンド戦略を策定しました。

Web戦略に基づき、多様なユーザー層のモチベーションに対応するためのLP(ランディングページ)の戦略立案と制作を行いました。まずはターゲットを細分化し、マンション投資初心者から、すでに他社の無料セミナーに参加し、資料請求を行っている顕在層まで、それぞれの心理状況に合わせたシナリオを設計しています。

LP戦略・作成プロセス イメージ

LP戦略・作成プロセス

ターゲット別LP位置づけ イメージ

ターゲット別LP位置づけ

特に不動産投資に対する不安を払拭するため、「信頼性」と「サポート力」を強力にアピールする構成を採用しました。LPの展開ストーリーとして、リスク管理の重要性を啓蒙し、パートナー選びがいかに大切かを説くことで、最終的にチェックシートやノウハウ本といった魅力的なマテリアル(特典)の申し込みへと誘導します。競合他社が提供する資料に負けないよう、複数のマテリアルを用意してお得感を演出し、ニーズの異なるユーザーを幅広く獲得するフックを設けました。

ユーザーの不安を解消するためには、具体的な物件の立地や周辺環境の良さ、最新のデザイン・間取りといったハード面の魅力に加え、入居率の高さや充実したアフターサポートといったソフト面での強みも余すところなく伝えています。既存オーナーのリアルな声や、業界ナンバーワンの実績を示す権威付けアイコンなどを効果的に配置し、信頼感の醸成に努めました。

LPワイヤーーフレーム イメージ

LPワイヤーーフレーム

デザイン面においても、従来の不動産投資にありがちな「ギラギラ感」や「怪しさ」を極力抑え、初心者でも親しみやすく「自分にもできるかもしれない」と思わせるような、シンプルで清潔感のあるトーン&マナーを追求しています。制作後の効果検証では、これらの改善施策が功を奏し、トータルのCVRが0.06%から0.11%へと大幅に改善するという具体的な成果が得られました。検索経由のCVRも顕著な伸びを示しており、ユーザーの検討状況に応じた的確なLP戦略が有効であったことが証明されています。

LPデザイン例1 イメージ

LPデザイン例1

LPデザイン例2 イメージ

LPデザイン例2

Point.03

ステップメール制作

LPやサービスサイトから資料請求などのアクションを起こしたユーザーに対し、段階的に情報を提供して信頼関係を構築するため、ステップメールのシナリオ設計と制作を実施しました。
ユーザーが資料請求を行った直後は、「本当にこの会社で大丈夫だろうか」「しつこい営業電話がかかってくるのではないか」といった不安を抱えているケースが少なくありません。

1通目のサンクスメールでは、代表からの挨拶や上場企業であることの実績を伝え、誠実で丁寧な印象を与えることで、安心感の醸成を図りました。

2通目のメールでは、他社との違いやプロパティエージェントを選ぶメリットをより深く理解してもらうことを目的としています。実際に物件を購入したオーナーのリアルな声を複数紹介し、顧客満足度の高さを客観的な事実として伝えることで、「選んでよかった」と感じてもらえるようなコンテンツを配置しました。さらに、担当営業からの個人的なメッセージというフォーマットを採用し、ユーザーとの距離感を縮める工夫を凝らしています。

3通目のメールでは、物件の立地やデザイン、99%という高い入居率など、具体的な商品の強みをアピールします。他の会社と比較検討しているユーザーに対し、サポート体制の充実度や会社としての信頼性を総合的に提示することで、最終的な相談やセミナー参加への後押しを行います。

ステップメール全体図 イメージ

ステップメール全体図

不動産業界メール他社例 イメージ

不動産業界メール他社例

ステップメール構成表 イメージ

ステップメール構成表

ステップメールワイヤーフレーム イメージ

ステップメールワイヤーフレーム

すべてのメールに共通して、営業担当者やカスタマーサポートのスタッフの顔写真を配置し、フォーマルで清潔感のあるイメージを演出しました。これにより、不動産業界特有の「営業のプッシュが強そう」というネガティブな先入観を払拭し、気軽に問い合わせができる安心のサポート体制を視覚的にも伝えています。ユーザーの心理変容に寄り添ったステップメールを設計することで、直接的な営業活動へのスムーズな橋渡しを実現しました。

ステップメールデザイン イメージ

ステップメールデザイン

Point.04

コーポレートサイトリニューアル・コンテンツ追加計画

企業の信頼性とブランド価値を向上させるため、コーポレートサイトの全面リニューアルおよびコンテンツの追加計画を立案しました。

リニューアルにあたっては、不動産投資事業のみならず、賃貸管理や仕入れ開発といった幅広い事業内容を網羅し、企業全体の姿が正しく伝わるサイトマップを再定義しました。
IR情報や採用情報、CSR活動といったステークホルダー向けの必須コンテンツも適切に整理し、上場企業としての透明性と信頼感を示す構造としています。
特に追加計画として注力したのが、提供するサービスの品質やサポート体制を具体的に伝える付加情報コンテンツの拡充です。
「品質への取り組み」ページでは、投資用マンション開発におけるこだわりや、確かな品質を作り上げるための社内体制について詳しく記述し、「アフターサポート」ページでは、購入後の管理体制や顧客満足度を向上させるための具体的な施策を明記しました。
これにより、ユーザーが契約後も安心して任せられる企業であることを強くアピールしています。
さらに、「私たちがお客様を支えます」というコンセプトのもと、スタッフや部署を写真付きで紹介するコンテンツも企画しました。日々の業務内容やお客様への思いを語ることで、企業としての顔が可視化され、親しみやすさと誠実さを伝える狙いがあります。

デザイン面では、証券コードの明記や各種メディアへの掲載実績、お客様満足度No.1のエンブレムなどをファーストビューに配置し、ひと目で安心感を与えられるワイヤーフレームを設計しました。更新頻度の高いお知らせやIRニュースはCMSで管理し、常に最新の情報を発信できる体制を構築することで、コーポレートサイトとしての機能性と信頼性を大きく向上させています。

コーポレートサイトのサイトマップ イメージ

コーポレートサイトのサイトマップ

追加コンテンツ管理表 イメージ

追加コンテンツ管理表

画面設計ワイヤーフレーム1 イメージ

画面設計ワイヤーフレーム1

画面設計ワイヤーフレーム2 イメージ

画面設計ワイヤーフレーム2

画面設計ワイヤーフレーム3 イメージ

画面設計ワイヤーフレーム3

Point.05

オウンドメディア立ち上げに向けたコンテンツ競合調査

オウンドメディアの新規立ち上げに向けて、競合他社がどのような情報発信を行っているかを分析し、自社メディアに必要なコンテンツ要素を洗い出すための競合調査を実施しました。

調査の結果、ターゲットユーザーに選ばれるための必須コンテンツとして、大きく分けて「不動産投資の基礎知識」「自社の強み・選ばれる理由」「物件情報」「お客様の声」の4つの柱が重要であることが明確になりました。
まず、不動産投資の初心者向けには、投資の目的やメリット、リスクを丁寧に解説する教育系コンテンツが欠かせません。競合他社も、アンケートや失敗事例・成功事例を交えながら、ユーザーの不安を払拭し、投資への意欲を高める工夫を行っています。
「選ばれる理由」として、物件のこだわりや管理サポート体制の充実度をアピールすることが、他社との差別化において非常に重要です。
さらに、実際の運用イメージを持たせるための「ケーススタディ」や、リアルな投資家の生の声を紹介する「インタビュー記事」「アンケート調査」といったコンテンツが、検討度合いを深めるための強力な後押しとなっていることが分かりました。

競合調査を通じて得られたこれらの知見をもとに、単なる自社アピールにとどまらず、ユーザーの疑問や課題を解決し、不動産投資に関する「学び」を提供するメディアとしての方向性を固めました。
資料ダウンロードやセミナー誘導といったコンバージョンへの導線も適切に配置し、読み物として楽しみながら自然と次のアクションへ進めるような、包括的なコンテンツ設計の基盤を構築しました。

コンテンツ競合調査 イメージ

コンテンツ競合調査

Point.06

ターゲット・CVシナリオ・要件定義

オウンドメディアの構築にあたり、どのようなユーザーにどのようなアクション(CV:コンバージョン)を起こしてもらうか、詳細なペルソナ設計とCVシナリオの策定、およびサイトの要件定義を実施しました。

ターゲットとなるペルソナは、年収1000万円で貯蓄が少ない外資系企業の34歳男性、年収600万円で将来の資産形成を考え始めたメーカー勤務の40歳係長、そして老後の収入に不安を抱える40歳の独身女性など、具体的な属性と心理状態を細かく設定しました。それぞれのペルソナの「知りたいこと(ニーズ)」は異なります。リスクを徹底的に調べたい層には「失敗事例」や「Q&A」を、具体的な運用イメージを持ちたい層には「ケーススタディ」や「シミュレーション」を提供するといったように、ニーズに合致したコンテンツの閲覧経路(シナリオ)を設計しました。

ペルソナごとのCVシナリオ イメージ

ペルソナごとのCVシナリオ

コンバージョンポイントも単一ではなく、ユーザーの熱量に合わせて複数用意しました。手軽に情報を得たい層には「資料ダウンロード」や「ユーザボイス動画の閲覧」、疑問をすぐ解決したい層には「エージェント指名チャット」、そして本格的に検討を進めたい層には「お問い合わせ」や「セミナー参加」といった具合に、ハードルの異なるCVポイントを適切に配置しています。

要件定義においては、これらのシナリオを実現するためのシステム要件を整理しました。物件検索機能や、CMSを利用したブログ・お客様の声の更新機能、SSL暗号化によるセキュリティ対策などを必須要件として定義し、スマートフォンからのアクセスにも最適化したレスポンシブデザインを採用することで、ユーザーの利便性を損なわないメディア環境の構築を目指しました。

コンバージョンポイント設計 イメージ

コンバージョンポイント設計

Point.07

サイトマップ・ワイヤーフレーム作成

ターゲット設定とCVシナリオに基づき、オウンドメディアの全体構造を示すサイトマップと、各ページの具体的なレイアウトを決定するワイヤーフレームの作成を行いました。

サイトマップは、ユーザーが知りたい情報に迷わずたどり着けるよう、コンテンツを論理的に分類・階層化しています。「はじめての不動産投資」「プロが教える今ドキの不動産投資(ブログ)」「不動産投資Q&A」「体験談」といった主要カテゴリを設け、それぞれの下層に関連記事や詳細ページを配置しました。
特に、初心者向けの啓蒙コンテンツから、具体的な物件情報、そして信頼を醸成するためのエージェント紹介や体験談まで、検討プロセスのあらゆる段階に対応できる網羅的な構造となっています。

オウンドメディアのサイトマップ イメージ

オウンドメディアのサイトマップ

ワイヤーフレームの設計では、記事の読みやすさとコンバージョンへの導線を両立させるレイアウトを追求しました。
トップページでは、ファーストビューに検索窓や注目コンテンツへのバナーを配置し、ユーザーの興味を即座に惹きつける工夫をしています。

記事ページにおいては、執筆したエージェントの顔写真やプロフィールを明記し、記事の信頼性と説得力を高める設計としました。
また、記事を読み終えたユーザーがスムーズに次の行動に移れるよう、記事の直下やサイドバーに「エージェントにチャットで相談」や「資料請求・お問い合わせ」「セミナーのご案内」といったCVバナーを効果的に配置しています。
さらに、「マンション経営成功3つの鉄則」などのランディングページ型コンテンツも用意し、自社の強みやサポート体制を視覚的に分かりやすくアピールすることで、確実なリード獲得へと繋がる画面設計を完了させました。

画面設計ワイヤーフレーム1 イメージ

画面設計ワイヤーフレーム1

画面設計ワイヤーフレーム2 イメージ

画面設計ワイヤーフレーム2

Point.08

デザインに対するSEO監修

オウンドメディアへの自然検索からの流入を最大化するため、制作されたデザインやコーディングに対して専門的なSEO監修を実施しました。
対象サイト全体の構造から個別のHTMLマークアップに至るまで、検索エンジンに正しく評価されるための細かな改善指示を行っています。まず、URLの正規化としてトレイリングスラッシュの統一や、リダイレクト設定が適切に反映されたsitemap.xmlの更新を指示し、クローラーがサイト内を巡回しやすい環境を整備しました。ページ内のマークアップについては、H1タグの重複利用を指摘し、1ページにつきH1タグは1つに絞り、大見出しとして正しく設定するよう修正を求めました。また、画像に対するキャプションの適切な記述や、アンカータグ内にブロック要素を含めないといったHTMLの文法的な修正点も具体的に提示しています。

キーワード戦略の観点からも、重要な修正を実施しました。
例えば、「不動産投資メリット」というキーワードで検索順位を上げるため、該当記事への内部リンク導線が弱かった部分を指摘し、サイドメニューにカテゴリを追加してユーザーとクローラーの双方からアクセスしやすい構造へと改善しました。
「不動産投資利回り」や「投資マンション新築」といった注力キーワードに対応するため、関連するQ&Aページや物件情報ページのタイトルタグ、メタディスクリプション、本文内のテキストを、より検索意図に合致した適切なキーワードへと変更するよう指示しました。これらの綿密なSEOチューニングにより、検索市場での高い可視性を確保する土台を築き上げました。

オウンドメディアのデザイン イメージ

オウンドメディアのデザイン

SEO監修によるコーディング指示 イメージ

SEO監修によるコーディング指示

Point.09

コンテンツ作成方針・動画撮影・サイト名検討・チャットツール導入

オウンドメディアの立ち上げに伴い、メディアの顔となるサイト名の選定から、継続的なコンテンツ作成の方針策定、さらにはリッチコンテンツとしての動画撮影、そしてユーザー接点を強化するチャットツールの導入まで、幅広い施策を同時進行で実施しました。

コンテンツ作成に関しては、詳細な管理表を作成し、「不動産投資とは」「失敗事例」「ケーススタディ」といった必須テーマごとに、参考となる競合URLや盛り込むべきキーワードを定義しました。
特に社内のスタッフが執筆するブログ記事については、独自のガイドラインを策定しました。
単なるブログではなく、「不動産投資の入門」や「投資マンションの利回り」など指定されたカテゴリと基幹キーワードに沿って執筆することで、SEO効果を高めつつ読者に「気づき」や「共感」を与える質の高い記事を量産する方針を固めました。

作成コンテンツ管理表 イメージ

作成コンテンツ管理表

スタッフブログ方針 イメージ

スタッフブログ方針

サイト名の検討においては、「不動産投資のイマを知る」というコンセプトのもと、合計17の候補が挙げられましたが、最終的には、ニュース性と信頼感を兼ね備え、ユーザーに有益な情報をタイムリーに届ける姿勢を表現した「不動産投資Times」が採択されています。

サイト名候補 イメージ

サイト名候補

テキスト情報だけでは伝わりにくいリアリティを提供するため、投資家へのインタビュー動画の撮影を企画・敢行しました。プロパティエージェントのオフィスや実際の物件周辺をロケーションとし、オーナーの生の声や営業スタッフの対応風景を収録することで、メディアの信頼性を大きく向上させるリッチコンテンツを制作しました。同時に、ユーザーが疑問を持った際にその場ですぐに質問できるチャットツールをメディア内に導入し、閲覧から相談へのハードルを極限まで下げることで、新たなコンバージョン経路を確立しました。

動画撮影計画 イメージ

動画撮影計画

Point.10

プローション計画・WebPR

サイト公開後の集客を最大化するため、多角的なプロモーション計画の立案と、戦略的なWebPR施策を実行しました。集客施策としては、リスティング広告やリターゲティング広告、Facebook広告といった運用型広告に予算を投下し、顕在層をLPへダイレクトに誘導して資料請求を獲得する一方で、潜在層をオウンドメディアへ誘導して認知を拡大するという二段構えの戦略をとりました。
アフィリエイト広告や提携サイトのレコメンドウィジェットを活用し、自社だけではリーチしきれない幅広いユーザー層へのアプローチも図っています。

中でも特筆すべきは、メディアの権威性と認知度を高めるためのWebPR戦略です。
単なるサービスの宣伝ではなく、客観的なデータに基づいた「アンケート調査コンテンツ」を定期的に企画・実施しました。「不動産販売会社の選定で重視すること」など、投資検討者が知りたいテーマで独自に調査を行い、その結果をまとめた記事をオウンドメディア上に作成しました。
作成した調査記事をプレスリリースとして各種メディアへ配信することで、多数のニュースサイトへの転載を狙うというスキームを確立しました。プロジェクト期間中だけでも、アンケートの企画設計から原稿作成、リリース配信までの一連のサイクルを計画的に回し、計30回以上もの調査リリースを打ち出しました。
この継続的なWebPR活動により、プロパティエージェントおよびオウンドメディアの存在は広く認知され、広告費だけに依存しない強固な集客基盤とブランド力の構築に成功しました。

プレスリリース作成1 イメージ

プレスリリース作成1

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プレスリリース作成2

プレスリリース掲載 イメージ

プレスリリース掲載

まとめ

不動産業界では、コーポレートサイトや商品ブランドごとのサイト、オウンドメディア、LPなど、複数のWebサイトを運用しているケースが多く見受けられます。
しかし、それぞれの役割と目的を明確に定義し、適切な戦略に基づいてアクセルを踏み切れている企業は決して多くありません。
オウンドメディアを立ち上げたもののコンテンツの更新が途絶えてしまうサイトや、LPやステップメールを数パターン作成しただけで十分な効果検証を行わずに放置されているケースが大半を占めているのが現実です。

そのような市場環境において、本プロジェクトはインバウンド強化という明確な目標のもと、緻密なペルソナ設計や競合調査に基づき、各サイトの役割を再定義しました。
コーポレートサイトの刷新で企業の信頼性を高め、LPで確実なコンバージョンを獲得し、ステップメールで顧客との関係性を構築しています。
そして、オウンドメディアを通じて有益な情報を発信し続けるという、一連のWebマーケティング施策を見事に連携させています。

プロジェクト期間中だけで30回以上に及ぶ調査リリースをはじめとした強力なWebPRを実施し、広告だけに頼らない圧倒的な認知を獲得しました。
事実、立ち上げたサイト群はプロジェクト終了から9年以上が経過した現在でも成長を続けており、アクセス数や物件購入数の増加という確かな成果を生み出しています。
本プロジェクトは、Webの持つポテンシャルを最大限に引き出し、アウトバウンドからインバウンドへの完全な営業シフトを実現した、意識の高い企業が見習うべき優れた成功例と言えます。

Output

アウトプット

サイトイメージPC
サイトイメージ モバイル
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